「正解じゃねぇの?二股掛けるようならぶっ殺すけどさ、アヤが切れたくねぇって言うならしかたねぇだろ?」
『しかし…。』
「アヤはもうこっちの人間じゃねぇんだぞ?俺にとやかく口出しされてぇのか?」
『はい…すいません…。』
「大丈夫だよ、アイツなら。なんか話がややこしく成っちまったな。すまん。」
『〇さんが謝らなくても。俺が…不甲斐ないから…。』
「気にすんな。今アヤを切ったら、アイツまた変な方向に行きかねねぇ。お前とくぅちゃんの仲がおかしくならない程度に面倒見てやってくれや。」
『はぁ…。』
お前に任せたんだから、最後まで決を持てって事ですね…(汗)
翌日、なんかしっくりしないまま私はくぅちゃんと連絡を取り、正式に寄りを戻す事となりました。
アヤの事もしっかり伝え、渋々ながらも了承させて、幾分スッキリしましたが…。
「けん兄!」
『ん?学校は?』
「開校記念日ってやつ!(b^ー°)」
『ホントかぁ?』
「疑り深いなぁ…(汗)中学生3人。」
『あいよ…。何処が良い?』
「端っこが良いぃ(笑)下手だから…。」
『相変わらずか(笑)今度暇なときにでも教えてやるよ。ほい、18番。』
「じゃあ、宛にせずに待ってるね(笑)」
1年程して、バイト中の私と、友達数人とボウリングをしに来たアヤとの会話です。十数年経って、お互いに結婚していますが、アヤは未だに私をけん兄と呼んで他愛もないことで連絡をくれています。あくまでも妹分として…。
そう言えば、あのときのネックレスを未だに大事に取ってあるそうです…。
長々と面白くもない話にお付き合い頂き、ありがとうございましたm(_ _)m
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