自分の子供を平気で捨てる母親が悪いのか。
それとも、裏切った女の娘に復讐している俺が悪いのか。
どちらにせよ、神様は、ものすごく偏屈で、底意地が悪いらしい。
かなり屈折していたが、そんなに悪い女じゃなかった。
過去にしでかした間違いも知っていたし、あいつが、どうしようもないほど複
雑な家庭環境に育ったことも知っていた。
だから、すべてを抱えるつもりで一緒になったのに、ものの見事に裏切ら
れ、免罪符の代わりに娘を置いていった。
たぶん、俺ならば意趣返しをせずに、娘を育ててくれると思っていたのかもし
れない。
確かに、あいつが側にいる時は善人でもいられたが、こんな裏切りを受けた後
まで、善人のままでいられるほど、俺は人間が気前よくできてない。
ましてや、あいつによく似た顔立ちの娘。
まだガキには違いないが、身体の作りは確かに女。
親の因果が子に報い、の例えに倣うなら、何をされたところで文句も言えま
い。
どんなに憎い女の娘でも、一緒に住んでいれば、多少なりとも愛情は湧く。
俺に嫌われまいと、あの子は一生懸命。
まるで母親の罪を一身に背負おうとしてるかのようにも見える。
健気なまでに従順で、俺が何をしたところで、嫌とは言わない。
だからこそ、それほど邪険にもできず、あの子の身体に傷が残るような真似を
したことは一度もない。
心には、酷い傷ができたのかも知らんが。
家に帰れば、当たり前のように裸にして弄び、飯を食う時も、あの子だけは裸
のまま。
風呂に入れば、教えたとおり身体を使って洗ってくれる。
何をされるかわかっているのに、自分からベッドに潜りこんできて、したい放
題されたあげく、身体を汚されても、固く目を閉じているだけ。
しかし、これだけ素直だと、妙な感情も湧いてくるから、不思議なものだ。
この間のGWは、初めて娘を連れて遊園地に行った。
滅多に笑わなくなった娘だが、さすがに楽しそうに一日中遊んでいた。
遊び疲れて、車の中で寝てしまったあの子を、家に入れるのに背負ってやった
が、背中に伝わる暖かさが意外なほど心地よかった。
その夜は、いじめる気持ちにもならなくて、腕枕をしたまま、横に寝せていた
ら「しなくていいの?」と心配そうに訊いてくるから、黙って抱きしめてやっ
た。
おかしなくらい戸惑っていたが、優しくキスをしてやると、恥ずかしそうに
笑っていた。
可愛く思えば思うほど、虐めたくなる男の心理なんて、あの子にはわからない
だろう。
憎まれてもいいさ。
こんな所に書き込みするくらいだから、今の生活に、わりと満足してるの
は、わかってもらえるだろう。
玩具にしてるには違いないが、意外と大事な玩具。
ぶっ壊すつもりもないし、手放すつもりもない。
もっと笑うようになれば、もっと面白いのにな、とか思ってる。
でも、虐めるのは俺の趣味だから、あの子が心の底から笑うことは、もう、な
いのかもしれない。
今日は、朝から熱を出して、うんうん言いながら、俺のベッドで呻ってる。
たぶん風邪。
朝になっても熱が引かないようなら、病院に連れて行こう。
さっさと風邪を治してもらって、また、目一杯虐めさせてもらう。
早く使えるようにして、あいつの中に、思いっきりぶち撒けてえよ。
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