僕の精液で汚れたかなこの顔をティッシュで拭い、洗面所で顔を洗わせました。
髪の毛についていないか確認して、「もうお母さん帰ってくる時間だね」時計は6時半を少し回っていました。
「帰らなきゃ」かなこは少し寂しそうに言いました。
「かなこちゃん家どの辺?」
「保育園の上」
保育園の上は母子家庭専用の住宅です。
「かなこちゃん 遅いから送ってくね」
「うん ありがとう」
僕の家から保育園までは5分くらいで、手をつないで夕暮れの団地内を二人であるきました。
すれ違う人たちには、僕たちのことを仲の良い兄妹に見えるのでしょうか、微笑ましいという表情で通り過ぎて行きます。
「かなこちゃん ペンダントの秘密守れるね」
「うん 恋人だからね」
僕は自分の欲望で汚したかなこがかわいくて、愛おしくて、そして哀れでなりませんでした。
次はかなこにどんないやらしいことをしてやろうか、都合の良い欲望のはけ口が見つかった、それも本音です。
保育園の下に着き、かなこにさよならを言おうとした時「お兄ちゃん 家来てご飯食べてって お母さんも喜ぶと思うよ」
突然のお家ご招待に「いや それは ちょっといくらなんでも失礼かと」
子供に対して言う言葉じゃないけどかなこは何でって顔で僕を見ます。
「じゃ お母さんにあって ねー」
無下に断るとやっかいになるかと思い「じゃ 玄関までね」
3階まで階段で登り、お母さんにご対面です。
「ただいま お母さん 遊んでくれたお兄ちゃん 送ってもらったの」
かなこのお母さんは30歳前でしょうか、ちょっと痩せた普通の女の人でした。
「すいません ご迷惑おかけしまして」
「ねーお母さん これもらったの」自慢げにペンダントを見せつけました。
「あら このようなもの頂く訳には...」
「いえ 気になさらないでください 僕が持っていてもしょうがないので」
「お母さん お礼にご飯ごごちそうして ね いいでしょう」
「よろしかったら たいしたものもありませんが ご一緒にどうぞ」
断るわけにはいきませんでした。
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