奈緒と食事したり遊んだりするだけの関係が半年程 続きました。
友達以上恋人未満です。
夜遅くまで夜景見たりもしましたが、キスもしてません。
ある日の夜 食事をした後 何も言わずホテルへ車を入れ駐車場に停めました。
奈緒は黙ったままでした。
エンジンを切って
「いい?」
と聞くと、下を向いたまま
「ダメ」
と言われ、しばらく押し問答してから
「じゃあ、何もせず 話するだけでいいから」
と言うと
「こういう所に入るってだけで彼氏を裏切る事になるから…」
と言われ、その日は何もせず送ってあげました。
その後も 奈緒とはメールや電話 食事に行ったりとの関係は続きます。
冬にスキーに行こうと話になり
「同じ部屋で泊まりだよ」
と言うと
「いいよ。でもベッドは別々ね」
と 何もしない事を条件に了解してくれました。
当日 スキーを楽しみ、夜に別々のベッドで電気を消して、長い間 色々話をして、眠くなってきてから
「あ~あ、そっちのベッドに行きたいな」
と誘いますが
「ダメ」
と許してくれません。
強引に行きたい気持ちもありましたが、奈緒との関係も壊したくなかったので、悶々としながらも別々のベッドで会話してました。
途中途中で
「話しづらいから、そっち行くよ」
「寒いでしょ?」
「何もしないジェントルマンなのになぁ~」
等と呟いても、一向にOKしてもらえませんでしたが、お互い あくびばかりになり本当に寝ようとなって
「そっち行っても、すぐ寝ちゃうのになぁ…おやすみ」
と言った時に
「本当にもう寝ようよ…寝るだけだったらいいよ」
と言い、移動すると布団を捲って招き入れてくれました。
横に入り 腕枕をしようとすると
「本当に何もしないよね?約束だよ」
と少し体を起こし聞いてきます。
「うん。何もしない」
と言うと、奈緒はそっと腕に頭を落とし
「おやすみ」
と目を閉じました。
こちらも、おやすみ と言って 腕枕をしている手で奈緒の体を引き寄せる風にすると、奈緒は もう少しだけ体を寄せ、そのまま朝まで二人共 眠りました。
次の日の昼過ぎまでスキーをして帰りに温泉に寄って帰りました。
この時の話で奈緒は、最近 彼氏と上手くいってないと言ってました。
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