古き良き時代の話です。
出会い系で話をして、待ち合わせで会えた人には二通りのタイプがある気がします。
すぐにホテルへ行ける子とワンクッション置いてから行く子です。
出会い系なので、たぶんすぐにホテルへ誘っても大丈夫なんでしょうが、話した感じや会った感じで、なんとなく そうしてます。
キョウコと名乗ってた子もワンクッション置きました。どことなくヘラヘラした感じが無かったので。
夜景が見える公園で少し話をしました。
差し障りがない話から、彼氏や経験人数などを聞くと
「今はいない」し
「そんなに経験は無い」
でした。
なんとなく おとなしいというか、暗いというか 話が続きにくい子でした。
「初体験は?」
と聞くとキョウコは、しばらく俯いてから話し出しました。
「高校生の時に…義理のお父さんに…」
その先は、なんとなく解りました。そんなオーラを感じて話ずらかった気がします。
「義父が突然部屋に来て…無理矢理…」
正直、出会い系で会ったばかりの子に、こういう話をされても返答に困ります。知り合いとかなら親身に聞けますが、それ目当てに来た男が何て答えてよいのやら…。
キョウコも空気を呼んだのか明るく言いました。
「変な話してごめんなさい。どうします?もうホテルに行きます?」
「いいんですか?」
「あっ、はい。昔の話してごめんなさい。ホテル行きましょうか?」
ホテルに着くまで自分も努めて明るくしましたが、キョウコの見た目の年齢から そんな昔でもないよな~ と思ってました。
キョウコは、それまでと違い明るく振る舞い、ベッドの中では可愛く しおらしく 時に大胆に攻めたり攻められたり SEXを楽しんでましたが、お互い絶頂を迎える頃には
「もっとして…激しくして!」
と要求してきます。
こちらも嬉しく、濃厚に激しくしたいところですが
「激しく…もっと激しく」
と言うキョウコには、また 何とも言えない哀しいオーラを感じて
何かを吹っ切りたい
そんな感じがしました。
どんどん激しく腰を振るのですが、ずっとキョウコは
「もっと!もっと!もっと激しくして!」
と言い続け、キョウコはイク事無く、こちらが先に果ててしまいました。
古き切ない思い出です。
※元投稿はこちら >>