玲子は前髪を気にしながら車を覗き込み、ペコリと頭を下げ
「お邪魔します…」
と言って乗り込んできました。
窓を半分開けからてエンジンを切り
「ゴメンね、忙しいのに。車、動かせないようにキーここに置いときますね」
と警戒心を解く為にダッシュボードへ置くと
「えー、そんな……でも…大丈夫ですよね?」
と不安げな顔で見てくるので
「さぁ~どうかな?睡眠薬入りかも知れませんが、よければ どうぞ」
と買ったばかりの冷たい缶ジュースを渡すと
「ありがとうございます」
とニッコリしながら、助手席で深めに頭を下げてました。
電話の時と同じような軽い挨拶がてらの自己紹介をしてると、少し緊張気味でしたが、時折 笑顔になりながら丁寧に素直に答えてくれます。
「とても礼儀正しいし、何かいい感じの人ですね」
「いえいえ、そんな」
顔と手を小刻みに横に振る玲子は、とても可愛い感じです。
「本当ですよ。いい人で良かった」
「あ~、え~、ありがとうございます」
と又、頭を深めに下げて
「私も、よさそうな人で良かったです」
と笑顔になります。
この手の出会いの時は、いつも挨拶として言うのですが、この時は本心で言いました
「めちゃくちゃ可愛いですね」
「えー、全然!とんでもないです!!」
と今度は大きめに顔と手を振ってました。
また少し会話をして和みだした頃に
「キスだけ、してもいいですか?」
と聞くと
「あっ、…はい」
と今度は頭を小さくちょこっとだけ 下げました。
体を近づけた時には、恥ずかしそうに体を丸めてましたが、顔を寄せると アゴをあげ唇を合わせてくれます。
軽く触れて 唇を離すと玲子は俯き照れてましたが
「もう一回」
と言うと黙って唇を寄せてきてくれました。
今度は 触れるだけでなく口を動かすと玲子は そっと腕を握ってきます。
さりげなく胸に手を置き、軽く揉み始めると 玲子の手が重なり、戸惑いの力で胸から手を離そうとしてきました。
一度 唇を離し
「胸、大きいですね。少しだけ触っててもいい?」
と聞くと、玲子は目を閉じ唇を寄せてきました。
少しの間 玲子とキスをし、軽く胸を揉んでから次の約束をして その日は別れました。
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