第一
叱って貰えるから人は己を知り成長する。批評して貰えるから受け止めた作者が
成長する。他者の評価を望まないのであれば、作品を発表する必要はない。作品を
発表するとは、己の作品の評価を他者に問う行動。故に「作者に対する礼儀」を問
うのであれば、「発表された作品に真剣に向き合い、率直な感想に基づいて、きち
んと批評すること」こそ、礼儀。
「どんな駄作でも、その場では舌先三寸で賞賛しておき、裏で嘲笑するのが、礼
儀」とする姿勢は、作者に対して無礼極まりない。
また、誰の批評を望んで誰に作品を見せるのかは、作者が決めること。そして、
ここで公開してレスを求めた事により、作者は「ここの利用者の批評を望む」と云
う意向を表明している。
作者の意向を無視して「プロでない者は批評するな」などと勝手に干渉するの
は、思い上がりも甚だしい。
それに、無料公開作品では”買わない・選択しない”と云う消極的なフィードバ
ックは出来ない。だからこそ、批評と云う積極的なフィードバックをしてやる必要
がある。これは、「無料公開されているソフトであるからこそ、バグ報告やVerUP要
望をフィードバックして作者に協力する道義的責任がある」と同じ事。無料公開作
品だからこそ、率直な感想を返す義務がある。
無料で利用していながら真剣な批評を返さない者こそ、作者の労力に寄生してい
る。
この程度の話は、母親の愛情や仲間の馴れ合いに甘えた”身内の常識”ではな
く、対等な社会人の”一般社会常識”を身につけた人間には自明の事。もっとも、
ハンドルネームすら名乗れずに匿名に隠れ、身内の常識を社会で振り廻す”小皇
帝”には、こう云う「他者と真剣に向き合う重要性」は理解できないのだろう。
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