強化合宿とは違うから凄くぬるい合宿でした。
少し離れた運動施設のプールを借りて二時間練習した以外はほとんど自由でした。
私と先輩は初めて2人で飲む機会に恵まれた。
女の付き添いは私達だけでした。
「一度ゆっくりA沢さんとは話してみたかったのよね…」
先輩はくだけた様子でした。
ちょっと散策がてら近所のスーパーまで買い出しに行かない?と誘われました。
アルコールを片手に自然が多い町並みを歩いていると、本当にリラックスしてくる。
「ねえ、ここだけの女の話…今日お目当ての子来てる?」
先輩が切り出した。
ずっと機会を伺っていたような切り出し方でした。
「もう、中学生なんて立派な大人よ…ある意味大人より凄いかも。年下は苦手?」
私はしどろもどろになりながらも、つれない返事はしないように心掛けた。
「年増が色気付いてるって思われちゃうかもしれないけど、私は結婚とか考えてないから年齢差は気にならないのね」
ああ、なるほど…わかるような気はする。
「普通なら中学生じゃ引くかもしれないけど…」
「あっ、いえ、なんとなくわかります。やっぱり生徒との関係て教える側には絶対意識してる面はあると思いますし。」
「だよねぇ…(笑)禁断の関係だもの…願望くらいはある?…」
「はあ…ないといったら嘘になるような…」
「うん、やっぱり私が見込んだだけあって話せるねっ!こういうトークで道徳云々言われてもこまっちゃうし!」
私はこれはカミングアウトまで行きそうだなと感じてました。
というか、いかせて根掘り葉掘り聞きたかった!
そのためにも自らも多少の恥はさらす気になってました。
※元投稿はこちら >>