「あの…裏門から出ませんか…」
3人の主様に連れられて校舎を出た麻由美は心細げに言います。
「この時間だと警備室に声を掛けないといけない決まりだったよね。」
「教師が規則を破っちゃいけないなぁ。」
麻由美は夜間の警備員の樋口さんが苦手でした。
聞くところによると、リストラされてやっと警備員のアルバイトに
ありついたらしいのですが、麻由美に対しては不躾で馴れ馴れしく、
いつもネットリとしたいやらしい視線を向けます。
それを知ってか知らずかヒデ様が麻由美の腕をつかみ、警備室の前に
連れて行きます。
「おやぁ、森川先生…今日も残業でしたか?
生徒さんも一緒ということは補習ですか?」
麻由美の姿を認めると樋口さんはわざわざ警備室から出て来て
声を掛けて来ます。
「やあ、警備員さん…麻由美犬…いや麻由美先生は教育熱心だから、
俺らに付っきりで補習してくれたのさ。」
「気持ちいいくらいにね。」
「理解し合うためにはスキンシップが大切だってこともよく分かったよな」
「ちょっと臭かったけどね。」
麻由美を挟んで両側に立ったヒデ様とサトシ様が笑いながら、
怯える麻由美の反応を楽しんでいます。
(いやよ…樋口さんの前でも恥ずかしいことをさせるつもりなの…?)
2人の生徒にいささか身体を密着させ過ぎの麻由美を訝しげな
表情を浮かべながら、いつものように粘着質で舐めるような
視線を這わせます。
「あれぇ?」
腰から胸のラインをジロジロと巡回した目が胸元でピタリと止まり、
息を呑みます。
「バスト80」…はだけた胸元から覗くその文字が確かに樋口さんの目に
留まったのです。
期待を帯びたその目は胸元から下方へコートの合わせ目を辿って行きます。
するとコートはお腹のボタン一つしか留められておらず、隙間から麻由美
の肌が見え隠れしていることにも気がついたようでした。
ほぉ…と言うように意地悪く麻由美の表情を探り始めます。
羞恥に頬を染めて俯く麻由美の反応に、何かを確信したような
淫靡な笑みが浮かびます。
「森川先生のバストサイズって、もしかして80センチですかね?」
胸元に視線を戻した樋口さんは顔を近付け、そう呟きました。
※元投稿はこちら >>