新学期の第一日目。
「おはようございます、今年もよろしくお願いします。」
ごく当たり前の毎日が始まるはずでした。
職員室の先生方がどことなくよそよそしいことに私は気が付きません。
「K先生、放課後校長室にいらしてください。」
その時はまたお見合いの話かしら…程度にしか考えていませんでした。
始業式が終わり担任の教室へ…
えっ?えっ?
いつもは私が教室に入っても騒然としている生徒たちが全員着席して
一人残らず私を注目しています。
全員が卑猥な笑顔を浮かべて…
振り返ると黒板…
「マゾ先生恵理子」
「合成写真をみながら」
「生徒のチンポ欲しいです」
「水着撮影会する?」
「解剖授業」
そんな言葉が黒板中に書かれています。
「先生、見たよ、インターネットの掲示板。」
「エロい妄想ばっかしてたんだね。」
「願望なんでしょう?俺たちが夢を叶えてあげるよ。」
「俺のこと無視するから大変な事になったね。
今朝、先生のアイコラを学校名と先生の住所氏名入りでアップしておいたから、
そろそろ反響があるかもね。」
やっぱり生徒Aさんは教え子だったのです。
「ひどいわ…」
教室にいたたまれず、職員室に逃げ帰ります。
校長が待っていました。
「校長室へ…」
無表情に校長室に連れて行かれます。
そこにはT先生までが待ち構えていました。
パソコンが開かれ、そこにはこの掲示板が…
「ひどいな…僕の名前を使ってあんな書き込みするなんて。」
「君には何度かお見合いを勧めたが断り続けていたのはこんな破廉恥な趣味が
あったからなのか。」
厳しい表情だった2人にいつの間にか卑猥な笑みが…
「クビにしてもこんな破廉恥教師がうちにいたなんて知れるとわが校の名誉にかかわるな。」
「いつまでも飼い殺してやりましょう。
生徒たちに性欲処理用に与えて性非行の防止に役立ちますよ。」
それに本人が妄想してるように、生物の教材にもなりますし、保健や美術の
ヌードモデルにも使えます。」
「教職員だって性欲持て余している方多いから良いかも知れないね。」
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