久しぶりにT先生と話しました。
それもかなり危険な話です。
バレンタインデイ以来、T先生はどこかよそよそしかったのです。
職員室でも挨拶を交わすだけで生物準備室に閉じこもってしまいます。
私がチョコを上げたのをからかったのだと思ったかも知れない…
だとしたら誤解を解きたいと思い続けていました。
昼休みに別の先生に頼まれて生物準備室に届け物をしました。
私は挙動不審です。
「チョコレート召し上がっていただけました?」
俯いて、顔を真っ赤にして搾り出すように言いました。
T先生が私を見つめると、肌を覆う縄が全身を締め付けました。
気まずい間でした。
それを打ち消すように、一転して私はチョコを溶かしてハート型に固めた
苦労話を始めたのです。
「恵理子先生、欲求不満?」
いきなりそう言われました。
女性に欲求不満かなんて失礼ですが、T先生ならではです。
乳首に糸が食い込み、クリチンポがムクムクもたげました。
「彼氏と上手くいってないね。」
カマを掛けたのだと思います。
彼氏なんていません…と答えていました。
「食べる?」
丁度先生はお昼のお弁当を食べているところでした。
箸で卵焼きを摘み、差し出しました。
「あーん…」
私は手で受け取りもせず、口を開いて食べさせてもらったのです。
その前に手も握られました。
手の温度である程度その人の気持ちは分かるよ…
嘘です…手を握る口実です。
でも私の気持ちは高ぶっていました。
だから卵焼きも飼い犬が飼い主に食べさせてもらうみたいに
出来たのです。
(解剖してください。)
その言葉が喉まででかかりましたが、午後の授業が始まる時間でした。
放課後はT先生に合わせる顔もなく、逃げるように帰ってまいりました。
※元投稿はこちら >>