前回の続きから
森ちゃんの話を聞き終わった後、
森ちゃんは、俺に気を使ってくれたのか
一緒に帰ってくれた。
帰ってる時、俺はお姉ちゃんの無防備さに落胆しながらもなんとも言えない感情に
なってた。
家に着いて、自分の部屋に行って
着替えてたらお姉ちゃんが漫画貸してと
部屋に入ってきた。
いつもの事なので「勝手に持って行っていいよ」って言ったら
お姉ちゃんは、「いつもながら優しい弟には感謝です」とか言いながら漫画の入ってる棚を物色しだした。
ふと、目をやるとお姉ちゃんは棚の下の段を物色するために四つんばいになってた。
話を聞く前なら何やってんだかって呆れる俺がいるのに、今日に限っては
お姉ちゃんの尻を見ながら先輩男子のおかずにされてんだと考えながら見入ってしまった俺がいた。
お姉ちゃんが、漫画を選び終わって振り向く前に目線を外した。
その夜は、悶々としながら眠りについた。次の日、学校に行く登り坂で森ちゃんにあった。
森ちゃんは、昨日の事気にしてるらしくて「大丈夫か?ごめんなあんな話キツいよな」って俺がさせたのに気遣ってくれた。
俺は、明るく振る舞おうと部活の話をした。森ちゃんは、気は弱いがソフトテニスは上手いってお姉ちゃんが話してたから、
ソフトテニス部に入ろうかなって言ったら、森ちゃんは、「楽しいけど、お姉ちゃんもソフトテニスやから居ずらいかもよ」って言ったから「大丈夫よ。学校生活満喫したいもん」って言ったら
森ちゃんは、「あまり勧めれんけど」と珍しく否定的だった。
そんな事もあるやろうって気にしなかったがそれが間違いだった。
放課後になって俺は、テニスコートに顔を出した。先輩達には歓迎された。
そこで、森ちゃんが否定的な意味が分かった。
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