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しかしそこに救世主が現れたのです。女子バレー部の若き鬼コーチ、斎藤さんです。
「真由美、今回の怪我はショックだろうけど、バレーを諦めちゃだめだ。授業料は俺が持つ、住むところも俺の家の一室を貸そう、その代わり、だ…」
そうです、斎藤さんはただの救世主ではなく、やはり鬼だったのです。
「その代わり、毎晩、俺と****に励めば、在学中だけではなく、真由美の卒業後の進路も保証する」
斎藤さんはそう言うのです。
「****」
私は愕然としました。
まさか大人の男性が、しかも体育教師でもあるコーチが、教え子の女子生徒にこんなことを言うなんて。
「そ、そんなの無理です…」
まだ16歳の私には****の体験は当然ありませんでした。
「そんなことを言っていいのか?、真由美。よく考えろ。俺と****できなければ退学になるんだぞ。ご両親はさぞ悲しむだろうなあ…」
酷い…。でも親には心配をかけたくはない…。
どうにもやるせない気持ちで、私には斎藤さんの条件を飲むしか、なくなりました。
「分かりました…、私、斎藤さんと****します…」
私の両目からは涙があふれていました。
「真由美、分かってると思うが、俺と****することは絶対、誰にも秘密だからな」
勿論、斎藤さんの立場では当然です。個人的に、いち生徒と****をする関係性を持つことは、許されるはずがありません。
「はい…。でも斎藤さん、なぜ私なんですか?」
「真由美は俺が見込んだ女だ、ただそれだけだ。めいっぱい可愛がってやるからな、うふふふ…」
斎藤さんの気味の悪い薄ら笑いに、私は暗然としました。
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