その6
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今日は、また別の子とのエピソードを。
※今回はそんなにエロくないです
亮太くんとの経験から1-2週間たったくらいでしょうか。
練習を終え、いつもどおりシャワーへ向かう部員たち。
第一話で書かせていただいた通り、
この学校の水泳部員たちは、おちんちん丸出しの全裸で、
私が通りかかろうが、はじらうことなくシャワーを浴びます。
最初こそ驚いたのですが、
毎日のように居合わせていると、
裸を観察する余裕?というか、
図太さみたいたものが身についてくるみたいで、慣れとはすごいものです。
当然部員たちも慣れているのだと思いますが、
この日はなぜか、一人の生徒を取り囲むかのように集まっており、
「おおおお~」と歓声があがってきました。
なにかあったのかな?
といつもどおり、シャワー室に入っていった私。
そのときに取り囲まれていたのは、
2年生の高橋くんでした。
ちなみに私は、水泳部の顧問の先生であると同時に、
高橋くんのクラスの副担任でもありました。
高橋くんは、運動部に在籍しているのが意外なくらいの
とても大人しい生徒で、
休み時間になるとはしゃぎまわる生徒も多い中、
静かにおしゃべりしたり、本をよんで過ごすのが好きな子でした。
水泳で焼けた肌がなければ、
昔ながらの悪い表現でいうと、「ガリ勉」に近い雰囲気です。
部員たちも私も、みんなのことは名前で呼ぶことが多かったですが、
高橋くんだけは、名字で呼ばれるようなことが多かったと思います。
そんな高橋くんを取り囲んで、何があったのかと思っていたのですが。。
「先生見て!
高橋、そったんよ」
私に話しかけるのは、
キャプテンのケイタくん。
高橋くんとは対象的な
いわゆる「陽キャ」というやつでしょうか。
ケイタくんが指差す方を見ると、
おちんちんに毛がはえていない、
パイパンの高橋くんがはずかしそうにしていました。
「すげえな」
「覚悟決めてんじゃん」
「絶対、今度の大会結果出るよ」
口々に絶賛する、部員たち。
恥ずかしがりながら、
まんざらでもなさそうな、高橋くん。
普段、おちんちん丸出しにしている部員たちでも、
パイパンを見せるのは恥ずかしいのでしょう。
といいますより、
水泳部には、毛をそる生徒と、そうでない生徒がいました。
恥ずかしいのもあるでしょうし、
水泳への温度感の違いもあるのかもしれません。
キャプテンのケイタくんや、
1年生ながらエース格の亮太くんは、
ほとんどいつも剃っていた様に思います。
部活外でも、筋トレなどに励むタイプです。
一方、どちらかというと高橋くんは、
部活中こそまじめに練習はしていますが、
毛のことを含めて、そこまでするタイプではありませんでした。
でも、大会を控えたこの時期、
彼のなかでなにかが変わったのでしょうか。
私の前でも、つるつるのおちんちんをさらけ出す姿と、
クラス内での彼のギャップに、なんだかドギマギしました。
そんな高橋くんですが、もともと思い切ったことができる、
性格だったのだと思います。
小学生の頃は、
少し太っていてからかわれることも多かったらしく、
唯一、苦手意識の低かった運動部である水泳部に入部して、
自分を変えたかっただとか。
普通は嫌がるであろう、おちんちん丸出しでのシャワーも、
彼の目には、自分を変える機会にさえ写ったのかもしれません。
逆に言えば、
水泳自体にはそこまで愛着はなかったでしょう。
そんな彼がまた一つ決意をしたのですから、
それを感じ取った部員たちも嬉しかったのだと思います。
そうした背景もあり、私自身も純粋に嬉しく、
ますます応援したくなってきました。
「うん、高橋くん、いいと思うよ!」
そういうと、少し照れくさそうにしていました。
そんなことを言えるくらい慣れた自分にも驚いたものです。
ただ、もっと驚くのはこの直後で・・
しばらく談笑してシャワーから上がろうかという最中、
またケイタくんが口を開きました。
「あれ、高橋、たってんじゃね?」
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