それでも親戚ご一家、ま~まだいいじゃないかと、粘り引き止めるんです。
それまで何回がそうなり、負けてた俺でしたが、そこに真理恵先生が割って入ってきました。
『すいません。明日私仕事入ってるんで、ちょっとでも休んでおきたいので、もうそろそろ失礼します』
あれ?予定?仕事?聞いてないよ?
そう思ったんですが、やはり初めて会った親戚宅に一泊してるためか、気疲れはしてるだろうと察し、俺もすいません、そろそろと、腰を上げました。
車での帰路、真理恵先生の機嫌はやはり悪い様子。
俺が気疲れを気配ってあげれなくて悪かったと、謝りました。
『いやいや、そうじゃないよ?はい、ではバイバイとは出来ないことくらい、わかるよ』
ではなぜ?
無いはずの仕事入ってるなんて言ったのか?
『決まってるでしょ~?大晦日元旦と別行動、んで二三と親戚のとこ。二人になれる時間ないまま、お正月終えるつもりなの~?』
あ!と思いました。
『岡田真理恵になった初正月なのよ~?確かにさ~、哲也さんも年末仕事で大変そうだったしさ~、このまんまお正月終わったら、寂しいじゃん?』
まくしたてるように喋る真理恵先生は止まりません。
『哲也さんがどうしても、式前に親戚に御披露目したい言うから来たけど、ちょっとは二人の時間持とうよ』
はい、その通りです。
俺は翌日から仕事、確かに帰宅遅くなれば、二人の時間は少なくなります。
『高速、渋滞してないみたいだから、高速で帰らない?』
はい、仰せの通りいたします。
高速に乗り、一路我が地元を目指しました。
高速使っても30分40分早く着くかでしたが。
地元に着き、ファミレスで夕食して帰宅しました。
六時くらいでした。
『あのまんまだったら、帰ってきたの、何時になってたことか』
真理恵先生の機嫌は、まだ直らずでした。
真理恵先生はお風呂の準備、沸くと真理恵先生が先に入りました。
年末多忙だった俺、そう言えば何日もしてないな。
同居開始して、こんなに日数開けたことってない、そう思った俺、裸になって、狭いアパートの風呂場に乱入しました。
『ちょっと~!お風呂済むまで待てないの~?』
いやいや真理恵先生、あなただって以前、同じようなことしたじゃないですか。
実家の整理にと来ない予定を突如来て、以前に書いたあれです。
『わかった、わかった、ちょっと待って』
風呂桶とかを過ごし整理した真理恵先生。
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