朝ご飯までご馳走になり、俺は帰るとなったとき、真理恵先生が俺を家まで送ってくれる途中でした。
『ねぇ岡田君、あれ本気なの?』
『え?あれ?』
俺、バーで真理恵先生と付き合いたい、好きだとか憧れていたとか、散々言ったことを、かろうじて思い出しました。
『本気です。でも真理恵先生は相手にしてくれないでしょ?俺なんか』
真理恵先生はしばらく黙ってました。
『岡田君ってさ、高校の頃はいつも落ち着いてて、正直何を考えてるかわからない人だと思ってた。けど内に秘めた熱い物を持ってるんだ~と、昨日わかった』
俺は何を言えばよいのかわかりません。
『先生の力強いピアノが好きだった。あの言葉に私、ぐらっときたよ』
うふふと笑った真理恵先生でした。
そんなこと言った記憶、あるな~と思い、聞いてました。
『相手にしないなら今こうしてないから』
俺の方見て、さらににこっと笑いました。
家の近くのコンビニで降りるとき、連絡先を交換しあいました。
すると真理恵先生は、両手をグーに握り、こう言いました。
『ねぇ、また会うでしょ?心揺らしておいて、このまま終わりはなしにしてね』
『うん、また会おうね、真理恵ちゃん』
よくわからないけど、先生の焦り?パワーみたいなのを感じてました。
交際が始まりました。
でも音楽教室の先生って、予想以上の多忙さで、子供に教えるの以外に、ママさんコーラスの指導したり、ピアノの個人レッスンしたりと、なかなか都合が、普通のサラリーマンとは合わないんです。
月一~二、会えればいいみたいな感じ、ですから男女の関係になるまでの信頼感構築まで、数ヶ月の月日を要しました。
会って食事したり、ちょっと飲んだり、実家住まいの真理恵先生と俺でしたから、そんな感じが続きました。
俺の休日出勤の代休に合わせたデート、その日真理恵先生は夕方からの教室のみでした。
俺は朝、真理恵先生にメールしました。
『今日、真理恵ちゃんを抱きたいです』
返事が来ないまま、待ち合わせしました。
待ち合わせ場所に来た真理恵先生は、いつもの気さくな笑顔がありませんでした。
『おはよう』
それだけ言って、俺の車に乗りました。
機嫌悪そう、朝からあんなメールしなきゃ良かった、そう後悔しました。
車内の空気が重いな~、そう思ったときでした。
『これ見て?』
スカートを捲った、と思ったら、陰毛スケスケパンツを履いてました。
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