あたしも小学6年生のとき、担任にやられました。担任は大学を卒業して5年目、27歳だって言ってたと思います。
ずっと両親は別居中だったのですが、春休みに久しぶりに帰ってきたパパとママが怒鳴りあいの喧嘩になって、その日のうちにママがあたしを連れて飛び出して。5月の連休中に引っ越し。小学校も転校。
全然しらない場所、しらない人、ビクビクしながら小学校に通いました。そんなあたしを先生は気にかけてくれ、話し相手に困るあたしは、すごく嬉しく気を許すようになりました。ママと二人暮らしのこと、ママが夜の仕事をしてること、普段どう生活しているか、先生に細かく伝えてしまいました。
小学校は、新たな仲間をなかなか認めない、あと、いじめ(仲間外れ)は毎日感じました。そんなときは男子が助けてくれることが多かったのですが、それが女子の中心の子たちは気に入らなかったみたいでじめじめといじめが続きました。先生は、帰りの会のあと、必ずひと言くれました。
先生は、優しい、頼りになる、気になる、生まれて初めて恋心を持つようになりました。
5年小学校の先生をしているから、小学6年生の女の子の考え方や精神を掴まれていました。「千尋みたいな人の悪口言わない女の子って素敵だね。優しいんだよ。」ドキッとした。「我慢できちゃうのもいじらしい、、、よ」さらにドキドキが増してきたところで、先生の顔が目の前に来て、すぐ唇をふさがれた。
「ん、んっ、ん、」先生の唇が微かに動く。「千尋、好きだよ」そのことばのあと、軽く吸われた。『チュッ』と音がした。頭の中がまっ白になり、身体が強張る。「あっ、ん、ん」唇が離れ、あたしを見つめて「千尋、好きだよ」魔法のことば。身体が熱くなる。涙がなんでか溢れて「うんっ、」答えてた。混乱してるなか、耳もとで「好き」を何度も囁かれた。
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