美乃を初めて受け持ったのは美乃が小学5年生の3月。泳げないコンプレックス克服に小5の夏に入会。入会が遅かったから、ちっこい子の中にひとり大きく目立ってました。小学生は4時台と5時台にクラスがありますが、ふたつの時間帯の間はほとんど空き時間がありません。ですから、4時台に美乃が通っているときはクラスの指導で触れる程度でした。美乃を気になり出したのは、日曜日は1日プールを開放するフリースイミングの日なのですが、たまたま手が空いていて、美乃とじゃれあうように遊んでからです。
舌っ足らずな話し方、小学生らしい少し高い声、甘える仕ぐさ、警戒心がないのか、手を繋いできたり、顔を近づけてきたり。いちいちかわいい。
だからか、口から漏れた。「美乃、おまえかわいすぎ、言われない?俺、美乃が好きだなぁ」戸惑って「言われたことない」じっと目を見つめると恥ずかしそうに目を逸らした。
それからすぐの進級テストを合格し、5時台のクラスになると時間前の準備体操にくる美乃を探し、美乃に視線を送りました。美乃もそれに気づき、ニコッとお互いが微笑みあうようになりました。
週2回の視線だけのデート。美乃と話したい、そう思っていたのは、美乃もでした。
「日曜日、また、遊びにいくよ」
その週の日曜日、前回と同じように2時間ほど遊び。前より遠慮なくお互いじゃれあう。「先生、あたしも、、、かも。」恥ずかしそうな小声。「えっ?なに?」「両想いかな、、、」うれしかったな。
返事として、変だったと思ったけど、美乃の目を見て「俺は、今、見てる女の子が好き」「もぉ、、、」そう言ってバシャバシャ水を顔にかけてきた。反射的に150㎝の身体を抱えあげ、放り投げた。
顔を水面に上げたとき、美乃を見つめ、俺は「両想いだよ」と囁き、両手でだきしめてみた。
小学6年生のおっぱいと美乃の動揺した呼吸を自分の胸板で感じつつ、自分も両想いだからこれからできること~美乃が小学生だけど関係なく~を思いを巡らせた。
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