二カ月くらいたったとき、このまま気まずいままではと意を決して先生にメールしました。
普通に元気ですか?だけですが。
返事がない、やっぱり怒ってるのかなと思い、何日かたちました。
するとやっと返事が帰ってきました。
『どうも出来たっぽい。生理こないんだけど』
慌てて電話しました。
俺に負担がかかると思ったらしく、俺からメールがこなければ黙っているつもりだった、メールがきて、言うべきか言わないか悩んでいたそうです。
とりあえず会って話ししようと真理先生に言いましたが、なかなかOKが出ません。
でも最後には説得に折れて、会うことになりました。
その間に先生は病院で検査をし、はっきりと妊娠であることを確認してきました。
会って話しをしたときの第一声、どうするか?でした。
先生はおろすしかないでしょと簡単に言いました。
俺は責任とると言いました。
『費用出すってこと?14も若い直也君に、そんな負担求められないわ?』
『いや、もっと重い責任を』
『はぁ?なにいってんの?直也君は22才、私は36才の×1だよ?現実的な話ししなさいよ』
『憧れだった先生だから、俺は』
『直也君はそうでも、私は違うから』
『嫌いな人に無理やりやられた?なら警察にでもなんでも』
『そこまで言ってないよ。酔っていたとは言え、結果許したのは私だから。無理やりとは思ってないよ』
『先生は俺が旦那じゃいやかな?』
黙ってしまった真理先生。
長い沈黙、それをこう破りました。
『私を思ってくれるのは嬉しいけど、×1連れ子有りの14も上だし、息子のこと考えると。簡単なことじゃない。せっかく授かった命を教師、母、人間として無駄にしたくない気持ちは強いよ』
『ならば…』
『ちょっと待って!そういきなり言われても。ごめん、頭整理できない。今日は帰る』
さっと席を立ち、帰っていきました。
それから数日後、電話がかかってきました。
『最初は簡単におろすとか言ったけど、やっぱり…』
話しあった結果は、とりあえず産む、結婚までたどり着けなかったら認知はする、でした。
でもやっぱり結婚しちゃいました。
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