続きその4
ではその他の話しの一泊旅行?の様な物を書いてみます。
先生には憧れのお姉さん、という感情に近い物を持っていたと思います。
まず自分の家庭ですが、厳しい育て方で、やられたらやり返せ!男は喧嘩する位で良い!その代わり自分からは手を挙げるな。と育てられました。
だからやられっ放しでは相談が出来無かった、どうせやり返せと言われるだけだと思ったので。
しかし自立?という事には他所の親より手を貸すという感じでした。
実際中二の夏休みには友人だけでの旅行に許可したり。
(当時地元での中学生であまり無かった)
その日は冬休みの宿題を見て貰っていました。
勉強タイムと言う程堅苦しい物ではなく、時々どうやるのか?と質問しつつ適当にこなす感じだった。
先生が見ていたTVからは冬の温泉特集みたいな番組で、雪景色の露天風呂が流れていた。
「綺麗だね~、こんな温泉楽しそうだね」
そう言われTVを見るとリポーターが温泉に入り、浴衣姿で食事をしたりと館内を紹介していた。
「行ってみたいですね」
と答えたものの、実は当時温泉が大嫌いだった(笑)
誰が入ったか解らぬお湯に浸かるという行為は気持ち悪いと思っていた。
実際家族旅行で行った際も大浴場に入らず、部屋風呂に入った位だ。
「温泉とか行った事ある?」という質問には、はいと答えた。
続けて「気持ち良いですよね」と答えたが勿論嘘(笑)
しかしリポーターの浴衣姿が、先生の姿とかぶり、先生の浴衣姿を見たいとは思った。一緒に行けるなら温泉は我慢は出来るかな~と。
そこで思い切って聞いてみた。
「一緒に行かないですか?自分の分はちゃんと出します」と。
当然答えは駄目(笑)そりゃそうだ、普通に考えたら他人の子供を連れ回して温泉旅行なんて無理に決まっている。
「先生とじゃなく友達と行く事にするから!」と。
少しの問答の末に先生も親から許可が下りないと思ったのか、ご両親が許可したら、そして冬休みの宿題を二日後まで片付け終わったらね、と条件が付いた。
宿題は何とかなりそうだが問題は親だった。
急に言い出して許可が下りるかと。
その日の晩に親へ恐る恐る話しをすると以外にも許可が下りた。
一緒に誰が行くのか、宿の連絡先を教えておいてくれ、予算は二万と。
最近俺が何か暗いな~と思っていたらしく、気晴らしになるなら、と言っていた。
先生に明日報告しよう!とその日は天国だった。
続きます
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