私からモーションをかけてくるのを待っているのか、
A子は私の膝に手を置いたまま。
いくらなんでもここは学校。
以前、直美のことはあったが
生徒に手を出すなんてことはもうこれ以上できない。
私はこの状況を変えようと、準備室にあるホワイトボードの前で説明をしよ
うと思った。
私「ホワイトボードで説明するよ」
A子「あっ、はい…」
私とA子はホワイトボードの前に立った。
私は背が高いので、肩幅より広く足を広げ立っていると、
A子は今度は私の足にスカート越しに触れるように立っている。
5分くらいそのままの状態で説明をした。
私「もう7時過ぎたね。もう帰った方がいいよ」
A子「そうですね…」
………
A子「先生って彼女いるんですか?」
先生「いるよ」
A子「やっぱりいますよね…。先生って生徒に人気ありますよね」
私「そっかな~」
A子「このあいだ、手紙もらいませんでした?」
私「えっ!……なんで知ってるの?」
A子「………あれ、私なんです…」
………
私「…そうだったの…」
A子「ごめんなさい…。気にしないで下さい。…また、勉強教えて下さい…」
私「もちろん、いつでも来ていいから」
A子は問題集をかばんにしまいながら…
A子「明日は土曜日ですけど、先生は彼女に会うんですか?」
私「彼女とは遠距離なんだよね。明日は会わないよ」
A子「…そうなんだ…。先生のアドレス聞いてもいいですか?」
まだ、迷ってる自分はいたが、アドレスを教えた。
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