私が高二の時に母が他界しました。
幸い社会人の姉がいたし、母の備えのお陰で暮らしの心配はなかった。
(もっとも別居中だった父もいましたけど)
母の四十九日の時に、なんと彼が家に来てくれました。
葬式に顔を出せなかったからと。
(確かに彼が母の葬式に来たらちょうと怪しいですしね。ひっそりと来れる日を狙って来たのでしょう)
母は一年ほど店を閉めて闘病していたので、それまでは散髪に来ていたそうで、いつもよくしてもらっていたからと言ってました。
おやつを振る舞ってくれたり、時には食事をご馳走になったと言ってましたが、その辺りが口にできるマックスだと私も内心思いました。
ただのお客さんなら香典まで出すのは不自然ですから、ギリギリのラインを考えての発言でしょう。
昔顔を合わせてたよねみたいな昔話をしながら会話をしてるうちに、私は妙な居心地の良さみたいなものを感じていた。
それに物凄くムラムラしていた。
だって想像の中では数限りなく抱かれてきた相手なんですから。
もうパブロフの犬みたいなものです。
私はこれっきりにするのが惜しくなっていた。
だから、凄く悩んだ挙げ句、唐突に切り札を切ってしまった。
たぶんここで使わなかったらこれっきりだと思ったからです。
ただし、愛人だとかセフレだとか援助だとかの生々しい言葉は避けて、母とつきあってたんですかってやんわりと問い質すのに留めましたけど。
彼は意外と驚いてはいなかった。
二人が密会していたのは我が家がメインなので、もしかしたら気がついてる場合もあると思っていたみたい。
ただ、私に責める様子がなかったのと、知っていながら黙認していたとなると相当に大人だと思ってくれたらしく、彼は潔く関係を認めました。
まさか、あの日に生々しい姿を目撃されていたのには気づいてなかったみたいだけど。
彼はまだ未成年で半分子供みたいなもんだし、歳上で母性愛溢れる母には魅力を感じていたから、深くつきあっていくうちにどんどん夢中になったと正直に語ってくれました。
だから金銭で結ばれたとかでもないし、自分的にはあの時はあの時なりに真剣に好きだったと。
もちろん家庭を崩壊させてまで一緒になるとかはリアリティーが無さすぎて考えたことはないけど、性欲の捌け口だったというのとも違うと。
それは母も一緒で、だからこそ病気になるまで続いたのでしょうね。
私は時折でもいいからお線香をあげに来てほしいと頼み、彼は快く了解してくれた。
ただ、姉には秘密にするという取り決めもしました。
もちろん母の名誉的なものもありましたけど、私の欲の問題もありました。
私はそれからますます彼とのセックス妄想に取り憑かれてしまっていたからです。
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