…続きです。…
暫くの沈黙があり、A子が、「いいよ…」 「Tくんがしたいなら…。」と、消え入るように言いました。
私も、「おっ…おう…。」「やろうぜっ!!。」と、精一杯強がって見せましたが、内心『初キッス』に心臓が今にも飛び出しそうなくらい『ドキドキ』していました。
「じゃあ、するよ…。」
A子が薄く目を閉じ近づいてきます。
そうは言っても、私もどうすればいいか判らすに、A子を真似して薄く目を閉じました。
A子の吐息を間近に感じた瞬間、私の唇に柔らかく暖かいものが触れて来ました。
『…うわっ!?…とうとうA子とキスしちゃったよ…。』
その時の私の素直な感想です。
前述のように、『キス』に対して子供じみた変な想像をしていた私にとって、A子とのファーストキスは、決して『レモンの味』ではなく…。
かといって、気持ちが悪いものでもありませんでした。
暫く軽く触れ合っていたふたりの唇は、音もなく『スー』っと離れると、「キッス…しちゃったね…わたしたち…。」
と、何時になくはにかんだ表情でA子が呟きました。
普段は勝ち気で男勝りなA子ですが、この時ばかりはそんなA子の内にある『少女らしさ』を垣間見た瞬間でした。
しかし、1度すませてしまえばあとは子供の遊びです。
私は専らフェラされるのが大好きで、「次、何する…?」というA子の催促に対し、「舐めるとしようや。」と言ってフェラをせがんでいました。
一方A子の方は完全に『キス』にハマり、ことある毎に「キスしよう…。」と言ってきますし、果ては、「全身にキスして廻るの…」「勿論、Tくんのソレやわたしのココにもだけど、舐めるんじゃなくてキスするだけ。」
「ネッ!!…やってみようよ?」
基本相手の要求は受け入れるのが私達の暗黙のルールでしたから、「解ったよ…、じゃあA子からな。」と言って寝そべりました。
「じゃあ…いくよ…。」
A子の軟らかい唇が、餌を啄む小鳥のごとく私の全身を刺激しながら移動していきます。
続きます。
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