みぃは慌てて荷物を持たずに家を飛び出した。俺はみぃの行動に驚き少しの間呆けてしまった。我に返りみぃを追いかけた。俺は30分位あちこち辺りを捜したがみぃは見つからず、家まで戻っきて目の前の公園を捜してないのに気付き足を向けた。よく2人で遊んだ公園のコンクリ造りの滑り台下のトンネル。中を覗き込んだ。みぃがいた。「やっと見付けた…」中に入った。「こんな狭かったっけ?」隣りに座り「…よく怒られたり何かあった時、ここにいたよな…そん時は必ずみぃも隣りにいたな…それと…引っ越しの日も…ここで交わした約束覚えてる?」「…うん」「あん時のキスはファーストキスなんだぞ」「何それ…昔よくしてたじゃん」「それとは違って…好きな人とちゃんとって事…その前までは子供のキスだったんだよ」「じゃぁさっきのは?」「さっきのはおかえりのキス」「新婚夫婦みたい」「いいじゃん…俺達婚約者なんだから」と言ったらえっ?とゆう顔をした。俺は言葉を続けた。「だってあの時、一番大事にしてた物交換しただろ?」「…うん」「あれが婚約指輪の代わりだよ」言うとフフッとみぃが笑った。
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