朝食を採り8時過ぎに歴研組は玄関に集まった。そこで「俺と副部長はちょっと用事があって1時間位遅れるから、皆は先に行って仕事やっててくれ」「はい行ってきます」皆出て行った。俺達は逆方面へ歩き出した。10分位歩いてある古びたお寺の門をくぐり社務所へ向かった。「ごめんください」「はい…何でしょうか?」60歳位の坊さんが出て来た。「〇〇大学歴史研究サークルの部長の〇〇です」「同じく副部長の〇〇です」「ご住職さんは?」「私がこの寺の住職の〇〇ですが…何かご用件でしょうか?」「あの…」と部長は肝試しをしたいと説明を始めた。意外にも住職さんは、お布施を納めて頂ければ境内を使ってもOKと快く承諾してくれた。俺達は研修現場へ向かって歩き出した。現場に着いてすぐに作業を始めた。黙々と住居跡を掘削していると河田さんと山崎さんが俺に「〇〇君はスコップの使い方が上手いね」「こうゆう仕事の経験あるの?」と聞いた。「高校の夏休みに少し」「へぇ今すぐにでもうちに欲しいなぁ」と河田さんが言ったので、「来年就活なのでその時はお願いします」と言った。
※元投稿はこちら >>