すると女湯から「はい…私なんかで良ければお願いします」と聞こえてきた。「えっ?」と部長が言って女湯の方を見た。俺はクックックッと笑った。ネタをバラした。実は起きて風呂に行く時、みぃと部長に逢っていた。合唱の部長も歴研の部長が好きだったらしく、告白しようか悩んでいたのだ。そこで俺は一計を案じてこの作戦を立てた。うちの部長はどんなに飲んでも、必ずこの時間に起きて風呂に入ると聞いていたので、上手く告白する様に仕向けた。それがものの見事に嵌った。「良かったね〇〇さん?」「ありがとうね〇〇君」「〇〇ちゃんおめでとう…お幸せにぃ」「お前俺をはめたな!?」「いいじゃん!俺は成功するって分かってたし」「てめぇ…」「あっ!?照れてる…お幸せに」「くっこの…」「みぃ!?そろそろ飯の時間だから!?先に出るよ」「は~い分かったぁ」俺達は風呂を出て作業着に着替えた。「彼女幸せにしろよ」「あぁ分かってる…〇〇…ありがとな」「いいって」と言って風呂場を出た。みぃ達も出てきた。「よろしく」と言って手を繋ぐ2人が初々しかった。
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