そしてその日の内にみぃの引っ越しが終わった。みぃの荷物はまだこっちに来たばかりとあって、大半が箱に入ったままだったので簡単に片付いた。家で荷物を解いてると[大事な物]と掛かれてる小さい箱が出てきた。「何これ?中見ていいか?」「あっ!?それは…うんいいよ」と了解を得て、蓋を開けて中身を見た。「あっ!?これ…持っててくれたんだ」中には交換したミニカと、あの日撮った写真が入っていた。両家の両親とその前にいるあの日の2人。手を繋いでしっかりと交換した玩具を持っていた。隣りで覗き込んでるみぃが「懐かしいでしょ?」と言い終わるのを遮る様に、みぃの唇を塞いだ。みぃは驚いたが今度は逃げる事はなかった。「もう…離さないから」「…うんみぃも離れない」ギュッと抱きしめて長いキスをした。すると突然背後で「何してんの!!アンタ達!」と声がして「うわぁ~!?」と叫んで俺達は慌てて離れた。「何してたの?」母が鬼の形相で睨む。「いいだろ?俺達恋人なんだから」「そうなの?アンタ達付き合ってるの?」「はい!」みぃが力強く答えた。
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