「夕べね真司がプロポーズしてくれたんだ」「はは~ん…なるほどな」俺は悟った。恐らく真司は俺の出産メールを読んだ時に子供が欲しくなったんだろう。それは言わないでおいた。「いつするん?」「まだ決めてない」「とりあえずおめでとう」「ありがとう」そんな会話をした。真司達が帰ってからみぃと名前の相談をした。娘の名前は丁度雪が降った事もあり『雪花(ゆきか)』に決まった。…時間が過ぎ3日後の退院の日になった。先生と看護師さん達に見送られ俺達は帰路についた。途中市役所に寄って雪花の出生届を出した。実家に寄ると母が嬉しそうに雪花を抱いた。親父も顔が緩んでいた。夕飯を食べてからアパートに帰った。みぃは久しぶりの我が家に帰り「あぁ落ち着くなぁ」と言って、雪花をベビーベッドに寝かせ、振り向いて「アッ君…ただいま」と言って抱き付いてきた。俺も「おかえり…ご苦労様でした」と答え力強く抱きしめ長いキスをした。すると「ふええ~ん」と雪花が泣き出した。みぃは雪花に母乳を与えた。
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