二日後の火曜日の社会の授業で僕たちの発表がありました。
特訓のおかげで、一番上手く発表できたと、先生には褒められましたが、僕はあれ以来、ケーコちゃんのスカートの中に、籠の中にあったみたいなパンツが隠されているんだと思うと、先生の講評なんかろくに耳に入らず、イカ燻の匂いが頭に浮かんだりして、チンチンが立ってしまってました。
放課後、ケーコちゃんから、発表で褒められたから一緒にママさんに報告しようと誘われました。
別に、母親にぐらい自分で言えばと思ったんだけど、
「一緒に練習してくれたおかげやから」と、家に連れて行かれました。
僕も、ケーコちゃんの家には何かドキドキ感があるので、ついついて行ってしまう。
ケーコちゃんが家でママさんに報告すると、随分喜んで褒めてくれて、ジュースやホットケーキを焼いて出してくれました。
ケーコちゃんは、僕が一緒だとご褒美のおやつのグレードが上がると考えたのかも知れません。
「やっぱり、二人で相談しながらやったから、良いのができたんと違うかな」
ママさんの言葉に、ケーコちゃんが、
「じゃあ、明日、家でユウくんと一緒に勉強していい?」と聞きました。
もちろん僕の了承無しで。
「うん、木曜日はパパがお休みやからアカンけど、他の日やったら毎日でもいいよ」
「ほんま?」ケーコちゃんは嬉しそうにしています。
「ユウくん、いいって! 明日から一緒に勉強しよう」
いつの間にか、そんな話になってしまいましたが、妙な期待を感じて、もちろん断れません。
それから、この間の息が詰まるような資料作りとは違って、学校のこととか普段のちょっと楽しいおしゃべりで、一時間ほど過ごしました。
ケーコちゃんがあんまり楽しげに笑っているから、ひょっとしてケーコちゃんは僕のことが好きなのかも、と勝手な想像をしてしまいました。
だって、家では眼鏡を外して三つ編みも解いて髪を下ろすんだもん。
翌日の水曜日、四時前にはケーコちゃんの家で、宿題を始めていました。
正直はかどりました。
自分の家ではこんなに集中して宿題したコトなんてなかったから。
ママさんの異常行動も、あれ以来ありません。
ひょっとして、あの時はお酒でも飲んでたのかな?
三十分ほどで宿題が終わった頃、ママさんが来て、
「じゃあ、ママ出かけてくるから。ユウくんもあんまり遅くならないようにね」と、出かけてしまいました。
ママさんは月、水、金の週三回、学校の体育館でバドミントンをやってるそうです。
帰りは六時半頃。
ママさんは、ケーコちゃんにチンチンを見せたり、僕にパンツを見せたりしたのに、二人っきりにするなんて、よほどケーコちゃんを堅物だと信じていたんでしょう。
自分の子供が変なコトするはずないと。
実際、ケーコちゃんは堅物なんだけど、好奇心というか探究心が強かったんでしょうね。
ママさんが出かけると、すぐケーコちゃんが真顔でこちらを見ました。
「ユウくん、この間、見せてくれたでしょう?」
「えっ? なに?」
とっさに聞き返したんだけど、ケーコちゃんはちょっとニコッとしただけで何かは答えませんでした。
「精子出る?」
あんまり普通に聞くから、僕はドギマギしてしまい、とぼけました。
「えっ!? なんのこと?」
「うんとねぇ。ちょっと待ってて」
ケーコちゃんはそう言って、パタパタと二階に行って、でかい百科事典の二冊を持って下りてきました。
それで、チンチンの書いてあるページ(男性器のとこ)を手慣れた風にパッと開きました。
男の子のチンチンやタマタマの断面図が載ってるページです。
で、興奮すると、チンチンが立って、そのままチンチンに刺激を続けると精子が出るってケーコちゃんがかいつまんで、説明してくれました。
精子って、この間までは知りませんでした。
日曜日にケーコちゃんのパンツでチンチンに痺れたような感覚を感じて、お風呂の洗い場で泡立てた両手でつい丁寧に擦り洗いをしたら、初爆発を経験してしまったのです。
息が止まるような気持ちよさと、勢いよく飛び出した白いネバネバの液に、少しの間、頭が真っ白になってしまいました。
そのとき出た液が精子だったんだと、ケーコちゃんのいまの説明で納得がいったのでした。
ケーコちゃんは平気な顔で、ついでに、女の子のページも見せてくれました。
ケーコちゃんの身体の中もこんな風になってるんだ。
でも、僕が興味があるのはもっと表面の状態なんだけど。
それから、もっとすごい女の子の中にチンチンが入ってる断面図も!
性交だって!
もう時計屋の看板見るたびに、この絵を思い出しそう。
「ユウくん、このあいだ立ってたでしょ。もうちょっとで出るとこやったんちがう?」
「へえ、そうなんかなぁ」
そんなに簡単に精子が出てたら、毎日パンツの中がグショグショになってしまうと思いながら、とぼけた返事をしました。
「なあ、精子みせて」
ケーコちゃんは、進級祝いに買ってもらった顕微鏡で、精子を見てみたいらしい。
このあいだ、僕のチンチンが立ってるのを見て、急に思い付いたそうです。
女の子の進級祝いが顕微鏡なんて。
まあ、ケーコちゃんらしい。
中学になったら天体望遠鏡なんだとか。
きっと、入ったことないけどケーコちゃんの部屋にはぬいぐるみなんか一個もないんだろうな。
でも、いきなり精子出せと言われても。
「どうやったら出るの?」
逆にケーコちゃんに聞いてみた。
「刺激するんやって」
「刺激って?」
僕は、ひたすらとぼけて見せます。
「このあいだのママみたいに手でこすったりしてみたら?」
「でも、自分で触っても興奮せえへんのと違う?」
「そんなことないよ」
やけにケーコちゃんは強く言います。
ケーコちゃんは、自分でさわっても気持ちいいって知ってるのかな?
「ケーコちゃんは自分でさわって興奮する?」
「えっ!? そんなんわからへんやん。ケーちゃん精子出えへんねんもん……」
自分をケーちゃんって言っちゃう慌てよう。
これは絶対、ケーコちゃんは自分でさわったことがあるって思いました。
女の子がそんなエッチなことするなんて、ちょっと想像できない、すごい意外なことだったけど。
でも、それは気付かぬ振りで。
「ケーコちゃん、おチンチン見ても平気なん?」
「たぶん…… こないだはビックリしたけど」
心なしか、ケーコちゃんのほっぺたが赤い。
「いま、おチンチン立ってるんやけど、見てみる」
「え、うん」
僕は、ケーコちゃんになにか理由を付けてチンチンを触らせてやろうと、考えていました。
立ち上がって、ズボンを脱ぐと、そのままケーコちゃんの目の前で、パンツも脱ぎました。
そして、腰を突き出すように、チンチンをさらしました。
チンチンの位置はちょうどケーコちゃんの顔の高さ。
ケーコちゃんの視線はチンチンをつぶさに観察しています。
「それで、自分でいじってみて」
言われた通りに、ぎこちなくさわって見せます。
「こんなふう?」
「このあいだの、つるんってやってみたら?」
皮をめくって、頭を出すのをリクエストしてきます。
僕はチンチンがケーコちゃんの顔にくっつくぐらい前に出ると、皮をめくってピンクの頭を剥き出しました。
ケーコちゃんが息を飲むのがわかります。
かなり興奮してきました。
「そんな、興奮なんかないなぁ。やっぱり自分で触っても、おしっこしてる時とおんなじ感じ」
もうビンビンのチンチンなのに、感じないふり。
敏感なくびれのとこを避けて触って。
ケーコちゃんが不満げに僕を見上げます。
「ケーコちゃん、ちょっと触ってみて」
「えぇっ! わたしが!?」
「だって、エッチなことって男と女でするもんやろう? ママさんに摘ままれただけで立っちゃうぐらいやから、もしケーコちゃんに触られたら絶対興奮するよ」
「自分のでも上手に触ったら興奮すると思うけどなぁ……」
ケーコちゃんは自分の経験からいってるんだと思う。
でも、いまはケーコちゃんに触ってもらいたい。
「うーん、精子出したことないから解れへんねん」
「まだ子供やから出えへんのかなぁ」
ケーコちゃんは触りたくないのかな?
「そうかなぁ、ケーコちゃんに触られても出えへんかったら、まだなんかもしれへんけど」
「うん、ちょっと待ってて」
ケーコちゃんは分かったと頷いて、台所へ立っていきました。
そして、戻ってきた手には、炊事用のゴム手袋を着けていました。
しかも大人用なのでブカブカの。
驚いていると、僕の前に座って、おそるおそるチンチンに手を伸ばしました。
ゴムのひんやりした感触がチンチンに伝わります。
「手袋?」
手で触ってほしいのに。
「だって、女の子がおチンチンなんか直に触られへんやん……」
そう言いながら、チンチンの感触を確かめています。
「なんか、汚いみたいで興奮せえへんよ」
訴えますが、実際はケーコちゃんに触られて、すごい気持ちいい。
「トイレ掃除のと違うから。この手袋でケーちゃんのお茶碗とかお箸も洗うんやでぇ、もう、ケーちゃんのお口で触ってるんとおんなじくらいやん」
ケーコちゃんもかなり興奮ぎみで、自分をケーちゃんって呼んでる。
お口で触るって言われて、想像して一気に気持ちが高まってきました。
「ねえ、つるんってしてもいい?」
「うん、いいけど」
ケーコちゃんはゆっくりと、皮をめくって先っちょを剥き出しました。
ケーコちゃんが唾を飲み込む音が聞こえました。
「痛くない?」
「ううん、大丈夫」
というか、すごい気持ちいい!
皮を戻してまためくる繰り返し。
「なんか、おチンチン、ピクピクしてる…… ユウくん、興奮してるん?」
ケーコちゃんの顔がいつのまにか真っ赤になってる。
「わからんけど、気持ちいい。ケーコちゃんチンチン触るの上手なんちゃう?」
「そんなことないって」
そう言いながら、しごく手に力が入ってるみたい。
ちょっと限界が近い。
「なあ、精子って、どんな風に出るんかな?」
ケーコちゃんに聞いてみた。
「さあ……」
「おしっこみたいに飛び散ったらどうする?」
「そっか。じゃあ、お風呂場でする?」
ケーコちゃんの手が止まりました。
それで、何とかいったん収まりましたが、危うく出ちゃうとこでした。
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