陽子が羨ましいと言う理由には自室はあるが襖一枚向こうには弟が居り音楽やラジオ聞くのも小さな音でしか聴けないからとか。
俺の部屋は山裾で母家からは廊下伝いで行けるが扉が何枚かあり間に離れがもう1棟あるので少々騒いでもわからない状態だった。
自宅が建築関連なので資材や道具は山ほどあるし好きな様にできた。
今で言う、所ジョージの沖縄ベース的な事をしていたのだった。
話しは元に戻して
シャワーから戻ると陽子はベッドで横になりテレビを見ていた。
テレビは改造現場で貰ってきた物をベッドサイドに設置した。
やっぱりかっちゃん所はええなぁ。と何回も言う陽子。
トランクス一枚でベッドサイドに座る。なぁかっちゃん
乙女の前でその格好はどないよ。
別にかまへんやん。真っ裸違うんやしさぁ。陽子もどんなか知ってるんやし。
アホっ。けど私も一応は女子高生なんやし上着るくらいしいや。
床のハーパンを履きTシャツを着る。
俺が普段寝ながらテレビを見る体制で陽子が横になってるので
陽子、お前もうちょっと前いけよ。俺が見れへんやろ。
もぉ、しゃあないなぁ。と陽子は少し場所を空けてくれたので陽子の背中側にいき横になってテレビを見ていた。
夏休みで平日なのでモーニングショーの次の再放送の2時間ドラマだった。
ドラマが始まりしばらくすると陽子が俺にもたれてきた。自身の左手で俺の左手を掴みお腹の辺りに持っていく。
画面は殺人のシーンで暗闇で刃物が光り女性が刺される場面だった。
シーン毎に陽子の手が俺の左腕を力強く握る。
陽子、痛いって。
でもかっちゃん怖いんやもん。
寝室側はカーテンで遮光され薄暗いが外は真夏の午前中。
ドキドキさせる様なBGMや効果音が流れる度に陽子の手に力が入る。
俺は左手を少し動かして陽子の心臓の辺りに触れるとドキドキしていた。
と、同時にブラジャーの下側を触っていた。
陽子はブラジャーを触られてる事は気付いていない。
今の時代は液晶やプラズマで42や50インチはザラにあるが当時は26や32は珍しく32インチのデカい画面なので結構迫力があった。
ドラマの中盤ではお色気シーンがあり入浴やベッドシーンもあり朝からテンションが上がる。と、同時に今の現状も重なり息子はいきり立つ。
続く
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