Kは俺から避ける様に校門へ向かった。
俺は他のクラスメートに、急用出来たから帰った。て、担任に伝えといて。
と言い反対からのバスに乗った。
前の日の夜
下着泥棒騒ぎでKの証拠品が集まったのだが、大声で騒いだので隣近所から人が出てきて少し騒ぎになり違う意味で警官が二人来て一騒動になった。
俺は俺でポケベルが鳴って家に電話して早く帰ってこいと叱られた。
事情を説明したら今から迎えに行くと言われた。
表での騒ぎが落ち着いた頃に、偶然にも合宿から姉が帰ってきた。
陽子と俺とで、実は~で、こうなって、下着泥棒は捕まえそこなった。が、ケガはしてるだろう。って。
そうこうしてると俺の両親が車で迎えに来たのだ。
陽子の姉が親戚の家へ連絡し、うちのオヤジが今夜はうちで預かるからと言う事で完全に戸締まりして連れて帰る事になった。
俺はスクーターで後ろを付いて帰る。
母屋で陽子姉妹達と遅い夕食をとる。
で、オヤジの趣味で作った民宿並みの風呂へ案内。(半露天)姉妹は真ん中の離れの客間に泊まってもらった。
陽子より姉が恐縮してオロオロしていたが陽子は楽しんでる様だった。
翌朝は俺は登校日なので朝早く出掛けた。
バスで駅まで行き、知り合いの喫茶店へ行きモーニングを食べて帰る事にした。
ぷら~っと帰ると陽子と姉が俺の部屋のベランダにいた。
あっかっちゃん。おかえり。
昨日はすいませんでした。私達が迷惑かけて…。
あっ…いやぁ…。
うちのオヤジが急な事言って逆にお母さんらに心配かけたかもしれんけど…。
○○君、私もかっちゃんて呼んでいいかな。
あぁ、いいっすよ。
陽子じゃないけど私もかっちゃんの部屋がうらやましいよ。まるでワンルームマンションやん。
ベランダも広いし景色いいしさぁ…。
ベッドも広いし、テレビもあるしビデオも…。トイレやシャワーもあるんやねぇ。
あぁ~っ、私もこんな部屋にすみたいって。
陽子かて、こんな所に住んでみたいって。
そんな会話をしていた。
部屋の電話が鳴る。内線だった。
はぃ。何?
あぁ、ううん。
おかんがご飯出来たからって。
時計はまだ4時過ぎた。
母屋の裏やさかいに。と言われ降りて行くと…。
オヤジや会社の職人さんが焼き肉をしていた。
よく考えたら明日からお盆休みだ。
家族や職人で10数人でバーベキュー大会をする。
5時頃か…。陽子の親から連絡があり9時には迎えに行くからとの事。 続
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