陽子はさくさくっと身仕度してコンビニへ行く。
あっ、陽子…。
これ。
財布から五千円札を渡した。
かっちゃん、いいよ。陽子のおごり。
ま、ええわ。とりあえず持って行きいや。
うん。
往復で約20分位か…。
部屋の隅には陽子のカバンがあった。
アイツ忘れて…。
いや、財布持っていったよな。
見てはいけないと思いながらも見てしまう。
手帳の中に写真があった。
陽子は運動部の女子マネをしており部員達と撮影した写真たった。
確か陽子の事を好きなヤツがいた。
同じクラスのKだった。
俺とKは中学の時に知り合った友人だが…。
Kとは同じクラスだがKの性格の悪さに嫌気がさして遊ばなくなったヤツだった。
カバンの中にはKから貰ったと思われる手紙が…。
ダメと思いながら見てしまう。
内容は…。
陽子さん。
ボクは…中略。
要するに、陽子に対するラブレターだった。
中3の終わり頃、Kとあまり遊ばなくなった頃Kから
お前、陽子と仲いいんか?とも聞かれた事もあった。
俺と陽子が学校帰りに喋ってたのをKが見てたのだろう。
陽子が、夜、塾の帰り道でKに何度か会ったって聞いていたのと、お母さんとお姉ちゃんの下着が盗まれた…云々の話を陽子から聞いていた。
中3の夏頃にKの家へ遊びに行った時にKのベッドの下からブラとパンティーが幾つか出てきた。
Kがトイレに行った隙に探ってみたら見つけてしまった。
Kには姉も妹も居ないし弟がいるだけ。しかもKはその頃夜に自主トレと称して数キロ走っていた。
俺の勝手な推測だがKは陽子の家から下着泥棒していたのだろう。
俺は、エライ物見つけてしまったな。と思いKにバレない様に元に戻した。
陽子のカバンからKからのラブレターを見つけてその事を思い出した。
陽子がコンビニから戻ってきそうなのでキレイに元に戻した。
数分後。
はぁはぁと息を切らして陽子が戻ってきた。
サンドイッチや菓子パン、おやつを買ってきた。
かっちゃん、食べよ。
二人でテレビを見ながら昼食。
腹一杯になり木陰の涼しい風が部屋の中を通る。
俺はベッドで横になりテレビを見ていたが眠たくなり昼寝をしてしまった。
小一時間ほど寝てた。
ふと起きると、陽子も同じようにに俺の横で昼寝をしていたのだった。
陽子の着てきた服の首元は大きく開いていて隙間からはブラのカップと肩紐が見えていた。
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