「たけるにあげるから…私、初めてだから…」
緊張で固くなりながら真由美が呟く。
「俺も初めてだよ、初めてが真由美となら嬉しいよ」
もっと気の利いたセリフもあるだろうが、正直な感想しか出なかった。
良いよ、入れてとニコッと少し強張った微笑みを浮かべて真由美は呟いた。
避妊と言う言葉もよぎったが、もう俺には止められなかった。
真由美の濡れた陰部が、俺のペニスを飲み込もうとしている、という事しか考えていなかった。
お互い初めて同士、なかなか入口へ挿入は出来なかった。
やっと入口に辿り着いたが、ほんの少しの挿入で真由美は苦しそうな声で痛がった。
「待って!い…痛い」
真由美は眉間にしわを寄せて、両手で俺を押し除ける様にした。
男の俺には解らないが、激しい苦痛を伴うと聞いていた俺は慌てた。
「痛い?…やめとこうか?」
真由美の声で少し冷静になった俺が尋ねたが、真由美は黙って首を左右に振った。
「大丈夫…痛いけど、たけるにあげたいから我慢出来るよ?」
涙目になる位痛がった真由美だったが、どうしても今日じゃなきゃダメと言う真由美に、俺は頷いて再び宛てがった。
入口から少しづつ入れて行く、初めて感じる感覚がペニスの先に伝わる。
「入れて!」と意を決した真由美の言葉を合図に一気に差し込む。
「ヒギッ!…痛い…」
真由美は俺の腕を凄い力で握っていた。
爪が食い込む痛さを感じたが真由美も苦痛で顔を歪めている。
俺は初めての挿入の緊張と、痛がる真由美の顔を見ていると動け無かった。
「…ゆっくり、動かして」苦痛の表情で呟く真由美を早く解放する為に俺はゆっくりと腰を上下させた。
気持ち良さはあまり感じなかった。
早く発射して真由美を解放しないと!と焦る。
「ウッ…ウッ」と呻く真由美の声を聞きつつ、突如今まで感じた事が無い位の射精感を感じた。
発射寸前に慌てて抜き出し、一気に真由美の腹の上に放出した。
ペニスには真由美の潤滑液と、赤い血が付いていた。
真由美は体を強張らせ、緊張から放たれたのか啜り泣きをしていた。
「だ、大丈夫?ゴメン」と謝ったが、真由美は落ち着くと照れ笑いを浮かべて言った。
「良いの…私はたけるに初めてをあげたかったから…」
驚いたのは俺だ。そうなの!?と聞いてしまった位だ。
真由美は小学生の頃から俺を好きだったが、この三人の関係を壊すのが怖かったらしい。
結局付き合い、別れたが今も三人でたまに飲みに行く
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