自ら選ぶように促したサキですが、男性と初めて入ると言う彼女は何とも恥ずかしそうで僕に選んでと言います。
それでも、彼女に決めるように言い山間のホテルが点在する道を1往復してまた戻る頃に・・
「 さっきの・・ 二つ目かな・・ あの可愛いのが良い・・ 」
恥じらいながらもちゃんと見ていたようで、ネオンと建物の雰囲気が可愛いホテルを彼女が選びました。
まあ、そのホテルの前を通る時は彼女が目で追うのがわかりましたので選ぶならコレだろうと僕も・・
そのホテルのゲートをくぐり抜け各部屋の設備等の写真が並ぶ案内板の前で彼女と部屋を選び、部屋専用の駐車スペースに止めます。
両脇に隔てがあり前に扉が見えますから、どうやら車を止めた後から各部屋ごとに切り離された仕様になっているみたいでした。
目の前の扉の上に『使用中』と『空き室』と言うサインがあり、あの扉を入れば・・
望んでくれて来たとは言え、『性行為』を目的にあるラブホテルと言う場所が初めてのサキはその独特の雰囲気に恥ずかしそうです。
「 ほら・・ 降りてごらんサキ! 」
運転席から降りて助手席側に廻ると、ミニバンの高めの座席位置のサキに僕の肩に手を置かせるようにして抱き上げて降ろしました。
「 恥ずかしいのサキ? 明日まで寝ないでエッチするんでしょ? 」
「 もぉ・・ ユウちゃんのエッチ・・ 」
地面に降ろしながら耳元で意地悪に囁いてあげると、彼女は僕の首筋に腕を絡めてしがみ付いて・・
幼なじみの妹で小さい頃から可愛さは際立っていましたが、それでも友達の妹ですから異性として意識する事の無かったサキです。
それが昨晩の事をきっかけにこうしてラブホテルに一緒にいるのですから何とも不思議で幸運な事でした。
しがみ付く彼女と唇を重ね、腰を抱き寄せながら後部座席から荷物を出して扉を入ります。
部屋専用の階段があり一番上まで昇ると、清掃等の為の従業員さんが行き来する廊下が横に走り、そこをレースで仕切り部屋への扉がありました。
「 ァァ~ッ・・ ァァ~ッ・・ ァァ~ッ・・ 」
駐車スペースに車を止める際に隣にはもう車がありましたので、仕切られたレースの向こうの扉から漏れ聞こえるのは紛れも無く・・
昨夜、友人宅で兄と彼女である自身の友達のエッチな声を聞いたサキですが、ホテルの余りの艶めかしい声に僕に切なそうな視線を・・
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