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2024/04/12 01:39:46 (dlSYc1dK)
大学生になった頃の話です。大学といっても短大というのが正解です。私は高卒したらすぐにでも働きに行ってもよかったのですが、学校の先生の勧めで「せめて短大くらいは出といた方がいい」という強い指導のもと、定員割れ確実で合格率120%と呼ばれるような、、、いわゆるアホ校へと進学してしまいました。

勉強は苦手ではなかったのですが、社会のことを知りませんでした。当時の私は第一に、少しでも早く働いてお金を稼いで自立したいという若さゆえの自信。と同時に、大学とか短大とか、どこへ行っても同じでしょ?(東大とかなら別かもしれないけど)という認識の甘さ。そんな感じでした。

そこで私は大学と行っても、正直、親の意見や先生の顔を立てる為だけに、ただ通学しやすい隣町にあるアホ短大へと進学したのでした。

そして入学したはいいのですが・・・きっとアホな学校だろう。偏差値低いし、定員割れしてるし。と思ってはいましたが、本当の本気でアホ学校でした。

私はもともと勉強は苦手としなかったし、今更いっても言い訳にしかなりませんが、あの時、本気で進学を選んだのなら、もう少しはいい学校に行けてたと感じております。

ですが、私がいった短期大学というのは、確かに経済学とか社会学とか心理学といった、高校では教えてくれない科目もあったりしましたが、それよりも生徒が何よりアホの集まり・・・w でした。

普通に校舎内でタバコを吸っているし、昼休みは食堂で酒盛り、やれコンパがどうとかオシャレがどうとか、そういった「育ちの悪い若者」が集結したような場所だったのです。

そんな学校でも、一応は親が学費を出しています。とりあえず卒業はしなければならない、なんでこんな学校を選んだのだろう・・と思いながらも、その学校の中でも数少ない真面目な子とだけ付き合い、無事に2年間をやり通すつもりでした。

ですが、当時の私にとっては想像にもしたことのないような衝撃的な経験をさせるきっかけは、入学したばかりの右も左もわからない新入生の私に着々と近寄っていたのです。

それはスキー部でした。

その短大のスキー部は顧問が有名な元選手であり、そこにいる部員さんもちゃんとした人が多く、真面目にスキー活動をしている・・・・・・という評判の部活動との出会いがあったのです。

私はそのスキー部の表面上の姿を見て、(この部活ならやってもいいかも)って思い、友人に誘われるがままスキー部への入部をしてしまったのです。(入学当初は新入生の勧誘活動が盛んで、新入生の間でもどこかの部活に所属しなければならない。といった空気があった)

私は友人のAちゃんと二人でスキー部に入部したのはいいのですが、その年には他にも7〜8名の男女がスキー部に入部していました。7〜8名が一斉に入部するというのは、そのスキー部だからこそであり、他の部活にはせいぜい2、3名が毎年入部してくる。といった程度のことを考えると、いかにスキー部が盛んだったということが伝わるかもしれません。

ただ、問題だったのは、入部した7〜8名の新入部員も、元ヤンキー上がりか、遊び人、チーマー、ダンサー、スケーターといった、一言で言うチャラチャラした人の集まりであり、真面目な生徒は私とZちゃんの二人だけだったかもしれません。

そしてなぜZちゃんと言う名前にもならない名称をつけたのかというとZちゃんは入部して程なくして短大そのものをやめていったのです。(Zちゃんの育ちの良さや学力を考えると、このアホ学校は合わなかったのだと思います)

私はそのような状態で一人だけ、なんだか真面目な子。周囲は遊びも男も女も一通りなんでも経験してきた子といった、やや温度差を感じる環境で部活動をすることになったのでした。

とはいっても、最初の半年は問題ありませんでした。スキー部といっても万年、雪が降っている場所のスキー部ではありません。どうしても活動が本格化するのは雪が降る冬がメインとなります。

なぜ問題なかったかというと、私が幽霊部員だったので、大して活動をしていない春、夏、秋は放置されていた。と言う方が正しいと思います。

そんな放置されていた私は自分がスキー部員であることも忘れていた1年生の冬、急にスキー部の先輩から「スキー合宿があるから参加して!」といきなり言われたのでした。

ここから少し話に割愛モードを入れますと、そのまま私は周囲に流されるまま3泊4日のスキー合宿に参加、そして二日目の晩のOBを交えたお酒も出る交流会の夜、スキー部の中でも同級生の女の子であるAちゃん、Bちゃん、Cちゃん(どれもこれもギャル系の遊び慣れた子たち)と私の女子4名と、スキー部の先輩の佐藤さん。田中さん。といったスキー部の中では割と紳士的でかっこいい、スキー部の中ではリーダー的存在の人たちと別室で飲むと言う流れになったのです。(最初は定位置に座って乾杯しても時間が経つにつれ、それぞれのグループにまとまっていくのは、どこの飲み会でもある現象だと思います)

そして先輩男子2名、新入生の女子4名の合計6名で別室(旅館は貸切であり、空いてる部屋はたくさんありました)でお酒を飲んでいた私たちは、最初は真面目にスキーの話、それから学校全般の話、適当な個人的な話、と特に話題には尽きなかったのですが、酔っ払った先輩の佐藤さんがA子ちゃんとB子ちゃんを両腕で抱き寄せ、いわゆる「これぞ両手に花〜〜www」といった、これぞお酒ありきの悪ノリといったシュチュエーションを作り始めたのです。

・・・とそれだけだとよかったのですが、A子もB子もついでにC子もアホでした。そんな悪ノリの中でA子はショートパンツを履いていたのですが、そのショートパンツの隙間からパンツが少しだけ見えてるよ〜。と佐藤さん、田中さんが言い始めたのです。

するとA子は「別にパンツくらい見えてもいいじゃんw というか、ガン見するな〜〜w」とか言い始めたことにより、佐藤さん、田中さんの酔っ払った男性陣が、「じゃ、全員何色のパンツ履いてるか、ここで暴露しちゃおう〜ww」とか言い始めたのでした。

するとA子「私はピンクー」 B子「ウチは水色―」 C子「あえて黒っすw」 とか恥ずかしげもなく次々と答えていき、すぐに私の番になってしまいました。

明らかに私だけ浮いてる(真面目なキャラという意味で)存在であり、そんな真面目な立ち位置である私だからこそ、からかい甲斐があると思ったのかもしれません。佐藤さん、田中さんプラス女子3名が、私に一斉の視線を向けて、「早く教えろやーっっw」とか言ってくるのです。

そうなれば私も周囲の同調圧力に負けてしまい、「白です・・w」と答えてしまう私がいました。



長すぎず、、短すぎずのペースで投稿して行きますー。
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投稿者:天然甘味料 ◆Qv6ztbH1IY
2024/04/12 01:42:47    (dlSYc1dK)
訂正
一部、ZちゃんがAちゃんとなっているところ。
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