20歳の遥です。私は高校生の時、野球部のマネージャーをしていました。
その野球部は弱くって、大会はいつも初戦や2回戦で敗退というのが当たり前でした。しかし、私が高１の時の野球部はとても強く（メンバーがよかった。）、いつもは初戦や2回戦で敗退なのが、その年は準々決勝まで勝ち進みました。そして、主将で投手のたつや先輩が、「遥。このまま決勝まで進んだら、ｓeｘしてもいいか？」と私に言ってきました。たつや先輩は、私と同じ中学校で、何度か喋った事がありました。喋った限り、とてもそんなことを言うような人ではなかったので、私はとてもびっくりしてしまいました。けれど、いくら今年の野球部は強くても、決勝まで行けれるわけないと思い、少し戸惑って「はい。」と頷いてしまいました。結果、準決勝で敗退でした。しかし、先輩は今まで以上に真剣な表情でマウンドに上がり、相手を一本の安打も許さず、いっこも四球を与えず、0対０のまま延長戦へ突入。延長10回の末、２アウトまで取り、次の打者に、サヨナラ本塁打を打たれました。その瞬間、マウンドで泣き崩れた先輩を見て、自然と涙が零れました。
そして、球場から引き上げ、高校に戻ってきて、解散した後、私はたつや先輩を部室に呼び出しました。「ごめんな、遥。こないだ変な事いちゃって。
忘れてくれ。」泣きはらした目で笑っていう先輩に、私は先輩に抱きついて
「私、先輩の事好きです。もし先輩がいいっていうなら、わたしを抱いてください。」っていっちゃいました。その後、私の卒業と共に、先輩と結婚しました。今では子供を出産し、夫婦共に幸せな日々を送っています。

追伸：後から聞いた話ですが、たつや先輩、中学校の時から私の事を好きだったらしいです（笑）