チェーンの焼肉店で遅めのランチを食ってた時の事。
テーブルに届いた肉を一通り網に乗せた頃、斜め前方の座敷席から
「あーっ!ギャハハッ、それだけは~っ!」
という男の子の甲高い笑い声と悲鳴が上がった。
この段階でほぼ確信して、さりげなく様子を窺うと案の定、小3~4くらいの男の子が姉と思しき女の子に座位で電気アンマされてた。
座敷に居たのは四人連れの家族で、先に食べ終わった二人がじゃれ合っているらしい。
手前の席で電気アンマを喰らっているスポーツ刈りの男の子は色白で華奢な体形。
こちらに背を向けてたけど、何度か暴れて仰け反った時に顔をクシャクシャにして笑い悶える表情が見えた。
まだ幼いけど、大人になったら中々のイケメンになりそうな顔立ち。
白いサッカーパンツ風のシャカシャカ生地に守られた股間を、かなり激しくシェイクされている。
踝下までの白い靴下を履いた姉の爪先を両手で掴み、必死に押し返そうとしているがほとんど効果は無い様子。
正直、めっちゃ気持ち良さそうだ。
こっち向いてアンマしてる姉は半袖の白いセーラー服着てて、顔立ちや体形から見るとたぶん中1くらい。
体育会系の部活に入っているのか真っ黒に日焼けしてて、髪型はベリーショート。
弟同様に整った顔だけど、可愛いというより男前って感じ。
口元を少しニヤニヤさせて、じっと観察するような目で弟の顔を見つめながら無言で右足を震わせ続けている。
子供時代から何度も見てきたけど、女の子って男子に電気アンマする時みんな同じような目をするんだよな。
ちょっと何かに憑かれたような、喜悦交じりの独特の怖い目。
弟と同じく細身に見えるけど、スカートから伸びる褐色の脚は引き締まって筋肉質。
弟の股間をいたぶる凄まじい足の振動からも、やはり何かスポーツをやっているに違いない。
ちなみに、割とモロ気味に白いパンツ見えとったが不可抗力なので仕方ない。
「あーっ!アヒャヒャッ、ウハーッ!もう無理ーっ!」
弟君は内股になったりエビぞりになったりしつつ飲食店で騒いでいいレベルを超えて絶叫しているが、奥の席でこちら向きに座った母親は注意する素振りも見せずデコスマホを弄りながら食事を続けている。
歳の頃は30前後、女性にしては大柄な体格にアニマル柄の派手なパーカー姿。
金に近い茶髪で化粧が濃く、いかにもヤンママって感じ。
その隣には幼稚園か小学校低学年くらいのポッチャリした娘。
体形も顔の造りも母親似で、この歳でもう生意気そうだし強そう。
姉に甚振られる兄をニヤニヤと眺めながら、黙々と肉を口に運んでいる。
何となく、コレはこの家族にとっていつもの光景なんだろうなと悟った。
「くひひっ、あはぁーッ!もーっ、やーめーてーっ!」
「あっ、痛っ!こらっトモ、痛っ、オマッ!」
トモと呼ばれた弟君が、必死の抵抗で掴んでいた姉の足に爪を立てるか何かしたらしい。
姉の靴下が半分脱げて、そこだけ色白の素足が覗いている。
「もー怒った、オマッ、もー許さんっ!」
いったん電気アンマを止め、右足首を小さく振りながら器用に靴下を脱ぎ捨てる姉。
姉の足がどいた事で、柔らか素材のズボン生地を押し上げて、その内で未熟ながらもピンコ勃ちになっているトモ君のトモ君の輪郭が見て取れた。
仕切り直しといった感じで座り直した姉は、必死に股間を庇おうとする弟の両手をガシガシと蹴り払い、内股になってガードを試みる太腿の間に露わとなった素足をねじ込んでいく。
あえなく再び電気アンマの体勢が決まり、
「おりゃぁ~っ!」
という女の子らしからぬ掛け声と共に、明らかにパワーを増した振動が再開された。
「あーっ!アカーンッ!あーっ!ゴメーンッ!あひゃひゃっ、ごめんなさいーっ!」
「おらおらおら~っ」
嫌がりながらもめっちゃ泣き笑い顔のトモ君。
姉も怒った素振りを見せながら、満面の笑みで弟を責め続ける。
目は相変わらず怖いあの目。
時折、足の位置を微調整しつつ明らかにトモ君のトモ君の感触を確かめながらやっているのだが、ぱっと見の雰囲気はエロさよりも楽しそうが勝ってたので、微笑ましく観測を続ける。
トモ君の表情を読み取り最も効果的なポジション取りをする手管、悲鳴がなければズボン生地の振動するシャシャシャシャッ…て音が聞こえてきそうな高速の微振動。
姉の太腿と、ズボンの裾がたくし上がり露わになってきたトモ君の太腿がシンクロするようにブブブブブッと波打って震えている。
この姉、間違いなくやり馴れとる、日常的にやっとるな。
悲鳴上げすぎて声が嗄れてきたトモ君は、無言で抵抗する時間が少し長くなっている。
というか、無抵抗な時間が心なし増えてる。
おおよそ5分余りにわたり途切れる事なく急所への拷問が続いた頃、テーブルの向こうで肉食ってた妹がスックと立ち上がり、トテトテと姉の傍にやってきた。
「チーちゃんも。やる」
まさかの妹参戦。
「ん~?よっしゃ、やり」
ようやく股間を蹂躙する足の動きを止め、妹に場所を譲る姉。
トモ君はハァハァ荒い息をつきながら、電気アンマ地獄から解放された股間を両手で押さえてグッタリと横たわったまま。
体が捩れてこちらに向いた顔は赤く上気して、ちょっと泣いてしまってるけど目付きがボーッとして幸せそうだ。
だが、妹にやられるのは流石にプライドが許さないのか、足を取られそうになる度に軽く抵抗していなしている。
何度かチャレンジしては抵抗された後、様子を見ていた姉を不満そうな表情で振り返るチーちゃん。
次の瞬間、素早く姉が弟の両足を捕まえて股を開かせると、胡坐をかいた自分の前にチーちゃんを座らせた。
「ほら、やったり!」
嬉しそうに兄の股間に小さな足を伸ばすチーちゃんだが、そこは両手でガッチリとガードされている。
再び不満そうなチーちゃん。
と、突然ガバッと母親が立ち上がりテーブルを回り込むと、息子の死角からその両手を掴んで股間から引き剥がした。
「ほらチーちゃん、チャンスチャンス!」
よもやの母親参戦!
「よし、今やっ!いけいけっ!」
「いひひひーっ!」
「あーっ、ぎゃははっ、ヤメー!」
すかさず兄の股間をフニフニと踏み付け、ご満悦のチーちゃん。
チーちゃんも明らかにピンピンのトモ君のトモ君を狙っているのだが、ほのぼのした雰囲気だから問題ない。
というか、母親が息子の両手を膝と左手でロックしながら時折右腕を伸ばし、「ここを狙うんやで」とばかりにズボン越しに息子の息子をネイリングの施された指先でちょいちょいと摘まんだり揉んだりしてるんだが、まぁ大丈夫だろう。
「アーッ!くはははーっッ、やーめーっ!」
トモ君も楽しそうだし。
しばし兄の兄弄りを堪能した後、
「マー姉ちゃんも」
背後の姉を振り返り、援軍要請するチーちゃん。
「よっしゃ!」
間髪入れずの姉乱入。
「いひひっ」
「おらおら~!」
「あ、アカンてっ!うひゃひゃっ、アーッ!」
チーちゃんとは比べるべくもない超振動に、再び本気で悶え始めるトモ君。
固唾をのんで凝視し続ける俺。
ガチモードの悶絶に妹が参加している事に抵抗があるのか、ピチピチと跳ね回って全力で抵抗するものの、両手を母親、両脚を姉に拘束されてしまっている状況では為す術も無い。
姉と妹と時々オカンに責めさいなまれるピンコ勃ちのトモ君のトモ君はどうなってしまうのか……!
「無理ーっ!ホンマっ、ゴメッ、死ぬーっ!ゴメンてーっ!」
ニマニマと妹にあの目で見下ろされフニフニと分身を踏まれながら、トモ君は嬉しそうに必死で許しを乞い続けている。
「アホ、電気アンマで死んだ奴は居らんわ」
あっさり論破する母親。
さらにその状態で3分くらい過ぎた頃、
「そろそろママの行く?」
マー姉ちゃんから発せられた台詞に衝撃が走る。
マジか、母親本格参戦!?
「アカンっ、それだけはっ!それだけは~っ!」
「ママのっ、ママのっ!」
満面の泣き笑いで嬉しそうに怯えるトモ君と、立ち上がりピョンピョンして大はしゃぎするチーちゃん。
背中から「真打登場」といったオーラを漂わせつつ荒々しく立ち上がる母親と、素早く位置を替えトモ君の両手を拘束しに掛かるマー姉ちゃん。
「アカーンッ!それだけは!ほんま無理無理無理っ、アカーンッ!」
必死にじたばた暴れる両足を掴もうと、こちらを向いてしゃがみ掛けた母親と、バッチリ目が合った。
一、二秒固まった後、何事も無かったようにテーブルから伝票を摘まみ上げハンドバッグを手に持つと
「さ、マリネ、チル、そろそろ行くで!」
そそくさとサンダルを履いてレジへ向かう母親。
キョトンとした挙動の後、こちらを振り返るマー姉ちゃんとも目が合う。
しばし見つめ合った後、彼女は軽く鼻で笑って脱ぎ捨てた靴下を履きながら、あの目で俺の顔を見た。
まだ幼いチーちゃんも、息子の足を掴もうとこちらを向いた母親もしていた、あの怖い目。
俺が同年代の少年だったら、間違いなくトバッチリ受けて同じ目に遭わされてたのではないかと、ふと妄想した。
「ほら、チーちゃん、行くで。トモも」
チーちゃんの手を引いて母親の後を追いつつ、未だ半分放心状態で横たわるトモ君の先端をパフッと甘蹴りするマー姉ちゃん。
衝撃にビクンッと痙攣した後、両手で股間をギュッと掴んだまま、しばし畳の上でゴロゴロするトモ君。
二十秒ほどしてから立ち上がり、片手で自分の分身を明らかにモミモミしながら、フラフラと覚束ない足取りで出ていった。
幸せな家族の肖像を鑑賞し終え、感無量の俺。
エエもん見させてもろたな……網の上の肉、全部消し炭になってしもうたけど。