子供時代の夏休みの遊び(イベント)は町内会の催し物がメインでした。
お祭りのお神輿、剣道、水泳、肝試し、キャンプ…
強制的にラジオ体操で早起きさせられ1日が長くて、そんな興味がないイベントでも参加しないと間が持たなかった。
お神輿はほとんど義務のようなものだったけど、他はわりと自由に選べた。
でも、そんな理由からなんだかんだ参加してたかもしれない。
夏休みになると顔見知りになる大人っていうのがいつも数人出てくる。
こんな人、町内にいたんだって不思議なんだけど…
私が女の子の参加が少ない剣道に参加しだしたのが五年生の時で、教えてくれる人に惹かれたからだ。
といってもカッコいいとかそんな理由じゃない。
その人は頭がツルツルでお坊さんらしかった。
よく日焼けしていてがっしりした精悍な印象。
あの頃そんな言葉は知らなかったけど精力的な感じがした。
たまたま最初にお義理で一回出ておくつもりが皆勤賞にまでなるとは夢にも思ってなかったけど。
ちょうどその頃、近所の河原に落ちてたエッチな漫画雑誌があって、それをこっそり盗み見した時に読んだ、ツルツル頭の人と人妻の絡みの描写が印象に残っていたのも大きいと思う。
私はけっこうムッツリ気味にこうした事に興味を持っていた。
グチュグチュ…
チュパチュパ…
ズルズル…
「アフウン…すごい…なんかいっぱいヌルヌル出てくるぅ…」
板の扉の隙間からかすかに陽が差し込むだけの暗い境内の中で、全裸の先生の硬すぎる竹刀をおしゃぶりする私。
私も水浴びしたまま半濡れ状態のまま裸だった。
膝まずいて頭を振る私の後頭部に手を添え、
「いいよ…気持ちいいよ…亜美ちゃんのフェラチオ…」
先生が落ち着いた声で呟く。
数日前…
セミの鳴き声しかしない無人の神社。
かなり急な長い階段を登らないとならないため、暑い午後にやってくる人間など皆無だ。
夏に重たく厚っ苦しい防具を付ける剣道は人気がなく、元から習ってる男子が二三人来るか来ないかが現状で、その子らも学校のプールにダッシュで消えた…
社務所の裏手で1人、皆が帰ったあとに全裸で水浴びする先生を見てしまってから、私の思いは勢いをつけて暴走しだした。
「あっ、まだいた?これは失礼…」
裸を見られて焦った様子はなく、ここならまず見られないから浴びていく?
と、誘われた。
「こう暑いと濡れタオルで拭いたくらいじゃ何の効果もない…」
そういうと、物置小屋の死角になる位置までホースを延ばしてくれた。
「ここなら磐石。中にいるからよかったらどうぞ…」
先生はタオルを腰に巻きながら社務所に入った。
私は自らも裸になってホースの水を頭からかけた。
これが思いの外爽快で、ヒャア~!…
声がもれる。
「気持ちいいでしょ…」
背後から先生の声が近づくと、私にミニボトルのボディソープを手渡してくれた。
私は裸を見られてる事にドキドキしたけど、隠すのは野暮だと思っていたからそのまま。
むしろなんかしら悪戯めいた事をされたいくらいの気分だった。
「背中は洗ってあげる」
先生は自分の掌にも泡をのせ、私の狭い背中を撫で始めた。
手でされるのって親にもされたことないから、そのダイレクトな感覚に股がジンワリしてきたのがわかった。
先生がホースを片手で持ち、私の頭部の上で固定してくれたから、私は両手で身体を洗った。
身体を曲げたりする度に先生のタオルの部分と接触もした。
その度にドキドキもしたが、なんでこんなにすんなりこんな展開になったのかと今でも思う事はある。
やっぱり先生の醸し出す雰囲気みたいなものなのかもしれない。
嫌がる女の子を無理やり押し倒したりはしそうにない穏やかさがあった。
でも、精力的な印象もあるのだ。
要するに私はここまでならいいですみたいな線引きを自分の中では決めてたんでしょう。
それに従ったうえで悪戯をしてもらいたいという子供的な発想…
だから裸を平然と見せられたのだ。
基本的には私の後ろに先生がいるポジションだった。
たまたま振り向いた時に、
タオルを突き上げる先生のものに気づいて目をそらした。
そしたらそれに気づいた先生はタオルを取った。
もう隠しても仕方ないよね…
そう言いながら…
「嫌がることまではしないから…」
先生が背後から私を抱きしめた…
私は唇を奪われていた。