僕はヒカルと越野の間で気持ちがけっこう揺れてて、ヒカルへの思いを確かめ
ようとばーちゃんちへ行くも、いるはずもなく、
ヒカルが東京へ帰る日も雨の中、ずっと待ってましたがばーちゃんがタクシー
で帰ってきたのはすっかり暗くなったころでした。
「ヒロキ!?ヒカル待っとったんか?ごめんなぁ・・・あの子、もう帰ってし
もうたわ」
傘をさしてたとはいえ強い雨の中、軒下で待っていたので、ズボンと靴が特に
びしょ濡れでした。
「ヒカルの服、あるけどヒロキやと小さいもんなぁ」
このままだと風邪を引くからと、きつきつのヒカルのシャツや短パン、下着を
渡され、仕方なく着てました。
最初からこうなることはわかっていましたが、晩ご飯をごちそうになったあ
と、ばーちゃんはヒカルの格好をした僕にこれまで以上の淫らな悪戯をしまし
た。
ばーちゃんの口の中に散々じらされて、濃くなった精液を吐き出すと、それだ
けで腰が砕けたようになってしまいました。
「ばーちゃん、オレそんなにできんよぉ。セックスはもう無理やって」
うがいをしにいったばーちゃんがお湯で濡らしたタオルを持ってきて、汚れた
僕の下半身を拭きながら、
「なんや、そんなにばーちゃんとおまんこしたかったんか?」とケタケタ笑
い、
「ばーちゃんはこれだけでええんや。セックスはヒカルが来たらの楽しみにし
とき」
というと、汚してしまったヒカルのパンツではなく、ほとんど乾いている僕の
服を出してくれました。
「あの子・・・ユキちゃんって来てたやろ?このまえ」とばーちゃんが言う
と、僕はなぜかすごく動揺しました。
「あの子もヒロキのこと好きなんやろなぁ。ヒカルも心配しとったわ」とニン
マリ笑いました。
「まぁばーちゃんがいうのもなんやけど、ヒロキは好きなようにし。ヒカルに
ばっか縛られることもないって」といったのにびっくりしました。
「ヒカルは初めてのセックスさせてくれたし・・・ヒカルもオレが好きだっ
て」
「そやなぁ、あんなにドバドバ精子を中に出して・・・もしヒカルが妊娠した
ら、ばーちゃんが怒られるわ」
と冗談っぽく笑ったあと、ばーちゃんはため息をついて
「まぁ、遠距離恋愛ばっかりは、どうにもわからんわ。東京とこことで離れと
ると、気持ちも変わるかもしれんしなぁ・・・」
と真面目な顔をして僕を諭すように言いました。
「まぁ、また遊びにおいで。ばーちゃん、ヒロキのこと好きやしな。なんやっ
たら、ユキちゃんも連れておいで」
「え~ばーちゃん、越野にはこんなんしたら絶対ダメやぞ!」と僕が少し怒っ
て言うと、
「なんや、ヒロキの気持ちええこと、教えてやろって思ったのに。冗談や。絶
対せんよ、約束する」と指切りをしました。
越野と会ったのは夏休みが終わる少し前でした。
全然連絡もくれず、いつ戻ってくるのかと待っていたのですが、待ちきれなく
て越野のうちへ行くと、暗い顔をした越野が出てきました。
「何?今、ちょっと手が離せないんだけど」
絵の具がペンキで汚れたジャージにぼさぼさの髪で越野が出てきました。
しかし、僕を見ると少し考えこんで、
「ちょっと入って。おかーあーさん、石田入れてもいい?」と家へ声をかける
と、僕を招き入れました。
越野の部屋に入ると、部屋の真ん中に紙粘土で作った大きな貯金箱がボッキリ
と折れて壊れていました。
「どうしよう、うち・・・もう間に合わんよぉ」と大きなため息をついてまし
た。
「落としたん?」
「ううん、そこに乾かして置いといたら、脚がボキっと折れて倒れた・・・」
大きすぎて、修理してもまた壊れてしまいそうだったので、空き缶を芯に半分
ぐらいのサイズのモデルこねて生乾きでしたが、
下地に色も塗り、半日がかりでほぼ同じデザインの縮小モデルを作りました。
「あとは残りの色塗って、ニス吹けばいいんじゃね?」
「石田、ありがとう・・・えっと、お土産もあるしさ。明日も来て」
ちょうど、退院した越野のお母さんにそろそろ帰りなさいと促されたので、越
野家を出ると、一緒についてきて玄関を出たところで呼び止められました。
越野は作業の邪魔にならないようにと長い髪をおさげにして、汚れてもいいよ
うな古いグレーのジャージを着ていましたが、
今日の作業でジャージにはいろんな色がつき、頬にも黄色のラインが走ってい
ました。
「待って・・・あのさ」とモジモジしてるかと思うと、ムズっとズボンの上か
らペニスを掴まれました。
「お別れの挨拶・・・うちもする」
越野はズボンごしでしたが、僕は越野のジャージの中に手を入れ、パンツの中
の柔らかい恥丘に触れました。
「あっ・・・・」
越野は一瞬逃げようとしましたが、僕のファスナーを下げて同じように触ろう
としました。
少し弄っただけでパンツに染みができるほど濡れるヒカルとは違って、越野の
割れ目はまだ閉じていて肌心地がサラサラとしていましたがそれが好きでし
た。
「ユキ~~」お母さんの呼ぶ声が聞こえて、僕らは慌てて手を抜きました。
それでも越野はおさげを弄って、何か言いたげでしたが「明日。明日のお昼に
絶対に来て」というと家に戻りました。
翌日、昼食を取った後、越野の家に着くと、前日の貯金箱に綺麗にニスが拭か
れて、完成してました。
「石田のおかげ。・・・ホントありがと」
あの日以来、越野が話しかけるとモジモジするのでなんだか僕も恥ずかしくな
ってきました。
無頓着なのか、今日も身体に色がついててたので、
「あちこちに色ついてるぞ」
「うん、昨日は夜お風呂入れんかったし・・・あ!お風呂や行こうよ。アレし
よ」と妙案を切りだしてきた。
僕はヒカルが帰って以来、女湯には入っておらず、ずっと男湯だったので、い
まさら入りにくい感じがあったのですが、
「・・・うちの裸さ、また見たくない?」というので、営業前の一番風呂に向
かいました。
営業前は開いてはいるものの、脱衣場は明かりがついておらず薄暗い感じで、
番台にもおばちゃんがいないころが多く、お金を置いておくことが暗黙のルー
ルになっていました。
越野はパっと全裸になったんですが、あらためて互いの姿をみると恥ずかしく
なったのか
「あんま見んといて・・・はよ、いこ」と胸を股間を隠すようにして先に行っ
てしまいました。
浴場に入ると、先客がいて後ろを横切ると、
「ありゃ?ヒロキ?またこっち来たんか?」と聞き覚えのある声がしました。
関本のばーちゃんでした。
「あ~ユキちゃんも一緒かい?またちんちんいたずらしに来たんやろ?」とば
ーちゃんが言うので、僕はしーっと人差し指をさしました。
越野もばーちゃんに気づき、会釈しました。
「うちら、やってることバレとんの?」
越野が不安そうに後ろを確認しながら、ジェットバスに入りました。
「大丈夫やって。ヒカルもいつもやってたんだし」
越野がジェットに前向きになると、
「んっ・・・」と目を瞑り、息を止めるようにして水流に当てていました。
「ぷはぁ・・・はぁはぁ・・・石田もやろうよ」
僕は越野の顔を見ているだけでカチカチに立っていたのですが、越野の横顔を
見ながらペニスに水流をあてるとなんだかすごく穴に入れたくなってしまいま
した。
強い水流に逆らい、鈴口にお湯が逆流しているのを感じながら、セックスする
かのように穴に近づけましたがそれ以上は無理でした。
「・・・越野ユキ・・・」僕は越野に聞こえるようにわざとひとりごとのよう
にフルネームでつぶやいてみました。
越野はビクっとこっちを見てましたが、
「ねぇ、見て」と言うと身体を水流の噴出口に密着させて、顔をしかめながら
割れ目に強い水流を当てていました。
「んん・・・んんっあぁ・・」
越野がそのままグッタリとして、湯船の縁に腰掛けると水流で押し広げられた
割れ目がみえました。
僕はそれを見ていたくて、湯船の中で越野の前に座ってました。
「エッチ」越野はそういうと膝を閉じましたが、
「見せてくれるって言ったじゃん」と僕が抗議すると、ムスっとして股を広げ
て、
「中に指入れたら、絶交やからね」と暗に触るだけなら・・・と許可してくれ
ました。
天窓から明かりが入るので、この時間の銭湯はとても明るく、越野の割れ目を
広げると、綺麗な内臓のピンクが見えました。
破瓜したあとのヒカルのようにシンプルな感じではなく、グネグネと目をつぶ
ったらわすれてしまいそうな形状が印象的でした。
ヒカルにもこういうときがあり、今、考えると処女膜ってこれだったのかなと
思います。
僕は食い入るように、顔を近づけて、越野のおまんこを脳裏に焼き付けようと
しました。
「やん、それ以上近づいたらダメ」
と頭を抑えてきましたが、逆に火がついてしまい、グネグネしたところを舐め
上げました。
ジェットで洗われておしっこの匂いはしませんでしたが、越野の味はしまし
た。
調子に乗って、クリを皮越しについばむと「あっあっ・・・」と越野が大きな
声をもらし、後ろへ倒れそうになったので、悪戯はこれまでとなりました。
「石田、エロいことばっかすんだもん・・・スケベ、変態」と越野は恥ずかし
そうにしていましたが、前回のように怒ってはいませんでした。
湯船に入ってジェットのほうへ行くと、
「そっち強すぎて痛いしさ・・・石田、こっちにおいでよ」と誘ってきまし
た。
僕が越野の誘いにのって近づくと、
「今度はうちの番ね。石田の当ててるとこ、見たい」と越野が僕の横で立膝を
つき、どんな風に当てているのか興味深々にしていました。
「いいけど・・・」僕は恥ずかしさを覚えながらも、成田さん、ヒカル、越野
と見られることのに快感を覚えていました。
皮をひっぱってわざと皮被りにして水流をあてると、水圧で先っぽの皮がめく
れあがり、角度を変えながら徐々に剥いていきました。
今までは完全に剥けたころにはちょうどいい塩梅で果てたのですが、今では射
精感が来てしまいモゾモゾしてしまってました。
なのに、越野がいきなりペニスを掴み、水流の当たっているところをつまむよ
うに弄ってきました。
「越野、それダメだ・・・」
「うちの触り方、ダメ?痛いの?」
「違う。気持良すぎて、出そう・・・ああダメだ。出る」
僕は慌てて立ちましたが、ジェットバスの湯船は深めで腰は完全に湯の中に使
っていました。
僕を一番興奮させた対象は全裸で真横にいるわけで・・・越野の手コキを止め
ても、もう射精を止められませんでした。
ビュルビュル・・・僕は越野の頭を抱いて湯の中射精してしまいました。
白く濁った塊が越野の首や肩のあたりに着き、他の塊はジェットによって吹き
飛ばされ、拡散してしまいました。
僕は慌てて洗面器で見える範囲の塊を湯から掬いました。
「やべぇ・・・出ちゃった。どうしよ」
「やーん、コレ、取れないよ」
越野についた精子の塊は指でつまんでも、千切れるだけで、くっついたままで
した。
その後、そそくさと銭湯を出てきましたが、これで完全にジェットバスは無理
だなと思いました。
今でもジャグジーを見ると当時の快感を・・・と思いますが、二度と得られな
いのかもしれません。
その後、学校が始まると越野とは今まで通りめったに一緒になることがありま
せんでした。
学校へあっても目配せして、あまり近づかず、皆の噂になるのを避けていたの
でした。
しかし、土曜日の午後には一週間分の募らせた欲望を互いに満たすようになり
ました。