「ヒカルちゃん、今行こうとしてたんだ」
越野が手に持ったメロンをブラブラと振りました。
「ユキちゃん?どうしたの?それ・・・」
「ヒカルちゃんと食べようと思って。お母さんに貰ったん」
ヒカルと越野は昨日のお風呂と花火で仲良くなり、越野は入院してるお母さん
のお見舞いのメロンを貰ったので、持ってきたようだった。
「どうしよ?ヒカルんち戻る?」とヒカルに言うと、越野が口を挟んできて、
「うちおいでよ。お母さん、入院しとるから、うちしかおらんげん」
越野のうちに入るのは2年ぶりでした。
その頃はよく遊んでいましたが、僕は他の男友達をつるむようになり、元々友
達づきあいの下手な越野は学校に親しい友達がほとんどいませんでした。
そんな中、僕の遊び友達のひとりが越野と喧嘩をし、僕はそれに加担していな
かったのですが、越野はそれ以来僕からずっと距離を置いていたのでした。
メロンをごちそうになったあと、越野の部屋でヒカルと越野は楽しそうに話し
ていました。
ヒカルの東京の話は特に越野の興味をひいたみたいで、夢中な目をしていまし
た。
「ヒカルも、そんなとこほとんど行ったことないよ。芸能人なんてあったこと
ないし・・・」
「え~けどいいなぁ、うちも東京行ってみたい」
「ヒカルはこっちのほうがいいなぁ・・・ユキちゃんと変わりたい」
もうこっちに居れる時間が残されてなかったことを、思い出してヒカルはしょ
んぼりしてました。
「せっかく友達になったのになぁ・・・ね、また連休とかさ。こっちにおいで
よ」
越野がそういうとヒカルは泣き笑いのような顔で、返事してました。
越野にお昼までごちそうになりました。
彼女の作るごはんは案外美味しく、家庭的な感じがしました。
互いに友達が少ないヒカルと越野は相性がよかったのか、ガールズトークに夢
中で僕はすっかり空気になってしまいました。
手持ち無沙汰だったので、なにげなく越野の本棚なんかを眺めていると、表紙
を裏返した本があったので手に取ると
「ああ!?」と越野が慌てて、僕の手から本を奪い取りました。
しかし、そのときには僕はその本が何かわかってしまいました。
「越野もこういうの読むんだ」と特にからかうつもりもなかったんですが、
「うっさい」と越野がクッションを投げてきました。
「どうしたの?ユキちゃん??」
越野が黙ってしまい、僕もあえて言おうとは思いませんでした。
「・・・ね、石田とキスとか・・・した?」
「え?うん・・・」ヒカルは素直に答えると、越野の口からは、もっと踏み込
んだ言葉が出てきた。
「キスだけ?・・・あ、あのさもっとエッチなこととかさ・・・」
「えっとね・・・ヒロキ~」ヒカルは僕に助けを求めました。
「変なこと聞いてごめん。・・・うち、お風呂のアレまた皆でしたくて・・・
ヒカルちゃんの仲間に入れて欲しい・・って・・・」
というと、越野は半分泣いているような顔をしていました。
人付き合いの苦手な越野がこれだけいうのは、相当なものと思いました。
「ユキちゃん・・・あたし今日、5時になったらお父さんと山代ってとこ行く
んだって。ごめんね」
「ううん、いいの。今度こっちに来たときでも・・・」と越野は残念そうな顔
をしてました。
それよりも、僕はヒカルとの最後の夜だと思って、外泊許可をとっていたの
に、ヒカルがあと3時間ぐらいでいなくなることにショックでした。
僕は後ろからヒカルをギュっと抱きしめると、
「ヒカル、もう帰るんか?」と訪ねました。
「ううん・・・お父さんたちとお婆ちゃんで泊まりがけで温泉行くんだって。
16日に帰ってくるけど、すぐに飛行機に乗るから・・・ヒロキにはもう会えな
いかも」
僕らは、皆黙ってしまいました。
もうすぐお別れになると思うと、3時間で何が出来るっていろんなことを諦め
てしまいました。
「やっぱりさ・・・ヒカルちゃん帰る前に、三人でお風呂の続き・・・やらな
い?」
越野はどうしても諦めきれないようでした。
僕はヒカルを見て、帰る前にもう一度ヒカルの裸を見ておきたかったので、
「じゃあさ。・・・いつもヒカルとしてるエロいことする?越野も一緒にさ」
三人でパンツ一枚だけになりましたが、なかなかそこから先は照れくさくて脱
げませんでした。
ヒカルは白地のプリントパンツ、僕はグンゼのブリーフ、越野はちょっとオト
ナっぽいピンクのパンツでした。
ジャンケンでヒカル、僕、越野の順で脱ぐことになりました。
「あたし恥ずかしい・・・」
ヒカルは顔をクッションに埋めてましたが、僕と越野はヒカルが大きく拡げた
足の間に顔を寄せていました。
すじだけの割れ目を広げると、皮を被ったクリトリスと小さな膣口が見えまし
た。
越野の指がクリの皮と剥くようにひっぱると、ヒカルがビクンとして身体を震
わせました。
「・・・こんな小さい穴に、石田アレ入れたの?」と越野が聞いてきました。
今、股間がギンギンになっていて、まだ成長過程とはいえ指よりも全然大きい
ペニスは入ったのが不思議に感じるほど小さく可愛い穴でした。
あらためて顔を近づけると、見てるだけでのルビー色のヌメヌメした幼い肉の
口が開くたびに、透明な液体が沁み出てきました。
赤身がかった肌色のビラビラをそっと広げると、前はグネグネしてよくわから
なかった入り口が破瓜して綺麗な穴が奥まで続いているのが見えました。
「ヒカルちゃんの綺麗・・・」
越野がため息をつきました。
肛門のほうにまだ伝っている汁を指先で救うと、糸をひいてました。
「あ・・・あっ指入れないっていったじゃん。ヒロキのばかぁ」
ヒクヒクと動く淫らな穴に誘われて、指一本が奥まで入れられると、ヒカルが
喘ぎました。
「オレじゃないって。越野が・・・」
「ごめん、ヒカルちゃん」越野が悪びれずに、指を引き抜くと透明なお汁と白
いカスのような付いていました。
「何これ?」
僕とヒカルには心当たりがあったのですが黙っていました。
次は僕でしたが、ヒカルがずっとニギニギとして離してくれませんでした。
「ヒカル、あんまりやると・・・その」
僕が越野の手前、言えないでいると、
「だって・・・もうすぐ触れなくなるもん」
「あとで触らせてあげるから」
ヒカルの手によってすっかり剥かれて、先端がヌルヌルになった亀頭を越野は
恥ずかしそうにみていました。
「なんで、お前が照れるんだよ」というと、
「だって、うちお父さんおらんから、こんなん見たこと無いもん」
と軽く握ると
「ドクドクしとる。・・・気持ち悪い・・・」と手を引っ込めて、先端のヌル
ヌルを指先で触ると、
「あ、ヒカルちゃんのみたい・・・ペトペトしてる」と指先で糸をひいて観察
してました。
「ユキちゃん、ごめん。これヒカルのおちんちんだから」
とまた独り占めするような発言をすると、越野に見せつけるように舐めてきま
した。
僕もヒカルのフェラにうっとりしてる間、ヒカルの幼穴に指を入れて、もうす
ぐ味わえなくなる少女との名残を惜しんでいました。
すっかり空気になってしまった越野が僕らを見ながら、そっと股の間に手を置
いているのを僕は見ていました。
「ヒカル、もっかいだけヒロキとしたいよ」と僕のお腹に乗っかってきまし
た。
僕もフェラでだいぶしたくなっていたのですが、さすがに越野に遠慮して
「ヒカルと朝もしたろ?また今度な・・・次、越野の番」
「うち、やっぱええよぉ・・・石田とヒカルちゃんしてるの見てるし・・・」
とすっかり腰がひけていました。
「ダメ。順番な」
と越野を仰向けにすると、パンツに手をかけました。
越野が顔を両手を覆っていましたが、腰を浮かせると真っ白な割れ目が出てき
ました。
抜き取ったパンツの股を見ると、おしっこの染みとは別の新しい染みができて
いました。
僕が越野のパンツの丹念に魅入っている間に、ヒカルは膝を立てて広げている
越野の股間に顔を近づけてました。
越野と遊ばなくなってからは2年ほどでしたが、おまたを最後に見たのはもっ
と古い記憶で、ほとんど覚えていませんでした。
どんなふうになったかと僕も覗こうと、ヒカルの横に並ぶと、ヒカルがこっち
を見て咎めるような顔をしていました。
越野のアソコを僕には見せまいと、軽くキスをした後、手で僕を追いやりまし
た。
手持ちぶさたになった僕は越野の薄い胸を見ていました。
小さいとはいえ、むっちりした体型でおっぱいもかすかに膨らみがわかるヒカ
ルと違って、
背が高いのに痩せている越野はアバラが浮いていて、胸も本当にペッタンコで
した。
「石田、うちのな・・・お願いやから見んといて・・・・」
越野はヒカルに弄られて、息を乱しながら横に座る僕に向かって言いました。
「ヒカルちゃん見たいに綺麗やないもん」
「自分で見たことあんの?」
「うん、鏡で見たことあるけど・・・ヒカルちゃんと全然違ってた」
「小さいときみたけど、覚えてない」
「うちかて、石田の見たけど、全然違うやん、今の」
と僕の勃起を見て、越野は答えた。
「ここは昔とあんまり変わらんけど・・・」
と薄い胸に手を置くと、手のひらに小さな、しかし固く尖った乳首の感触がし
ました。
手のひらで転がそうとすると、越野がその上からギュっと手を握ってきまし
た。
「エッチ。石田のそうゆうとこ、嫌い。昔からすぐエッチなことしてくる
し・・・」
そういいながらも掴んだ手を離そうとしませんでした。
「あ・・・痛っ・・・ヒカルちゃん、痛い」
ヒカルが越野の中に指入れしようとしたようでした。
「ごめん、ユキちゃん。痛かった?ごめんね」
「あぁ・・・どうしようユキちゃん、ごめん、ごめんね・・・ヒロキ、血が出
てきちゃった、どうしよう」
緊急事態に僕は越野の股間を覗き込みました。
じっくり観察する余裕はなかったのですが、ヒカルの指の関節に一筋の血がつ
いてました。
越野のピンク色の穴はとても小さく、そこから白い汁と血がちょっとだけ出て
いました。
「うちの、どうなっとる?ちょっと見せて」
越野が鏡で股間を覗き込むと、はみ出たビラビラを広げて中を見てました。
「ちょっと血出てるだけやし・・・大丈夫」とほっとしていました。
「ユキちゃん、ごめん」ヒカルは越野に土下座してずっと謝っていました。
「ええよ、うちかてヒカルちゃんに指入れたもん」
「けど・・・処女膜破れたかも・・・」
「うち、ヒカルちゃんが初めてでもええよ。せっかくできた友達やもん」と越
野はいい笑顔で笑っていました。
「石田は嫌やけどな」と言われてしまいました。
あらためて越野のおまんこを観察すると、恥骨が張っていてふっくらとしてい
ました。
越野のビラビラはやや大きめでしたが、ヒカルの同じように肌色で中も赤身が
かった綺麗なサーモンピンクでした。
膣口の血をそっと拭いてあげると、そんなに出血はしていないようでした。
小さいクリを弄ると痛がるので、皮の上からそっとコリコリいじると、
「や、やだ・・・石田は触んないで」と手で股間を覆ってしまいました。
ヒカルが意地悪をして、その指の股でペロペロと舐めて、指の間にも小さな舌
をねじ込んでいました。
「あっあっ・・・」
指の隙間から敏感なところにヒカルの舌が触れたらしく、越野はヒカルの愛撫
に悶えていました。
僕はそんなふたりを見て、興奮が止まらず、夢中になって越野の股間を舐めて
いるヒカルのお尻を持ち上げると、内股まで濡れていました。
ヒカルと正上位や騎乗位してたのですが、バックはばーちゃんとしか経験があ
りませんでした。
ヒカルはそんな姿勢で挿入されると思っていなかったのか、僕が先っぽを当て
たときに初めて犯されることに気がついたようでした。
僕は越野が見ている前で、ヒカルとセックスしました。
越野の股間から顔をあげると、ヒカルはそのまま越野にお腹に抱きついて崩れ
てしまいました。
「ヒロキ~ユキちゃんが見てるよぉ・・・」
ヒカルとの初バックはすごく気持ちがよくて、ヒカルも相当感じるようでし
た。
「うちもなんかされてるみたい・・・」と越野はクスクス笑いながら、ヒカル
の頭を撫ぜていました。
僕はヒカルのお尻の穴にも親指を食い込ませていましたが、ヒカルは喘ぐのに
精一杯で全然気がついていませんでした。
僕はとっくにヒカルに膣出ししてしまっていたのに、ヒクついたおまんこが最
後のセックスを名残惜しんでか、
終わった後も気持ちよく包んできて、僕はいつまでも離れる気になれませんで
した。
「ヒロキ、もうだめ・・・」僕の2度目の射精(朝からだと4度目ですが)の
前にヒカルが力尽きて、越野に覆いかぶさりました。
僕を尻餅をついて、ゼエゼエと息を整えていました。
「ヒカルちゃん、可愛かった」と越野はヒカルをギュっと抱きしめていまし
た。
僕からはちょうどヒカルの割れ目から精液が越野の下腹部に垂れて、パックリ
と広がった股間に流れこむのを見てしまいました。
「もう行かなきゃ」
ヒカルが精液の後始末をする間もなくパンツを履き、僕らもあわてて服を来ま
した。
いつの間にか、5時を過ぎててとっくにヒカルは完全に遅刻状態でした。
僕はヒカルを尻目に越野を見ると、ティッシュで股間を拭っている越野の姿が
見えました。
「ユキちゃん、まだ血出てた?ごめんね、ヒカルのせいで・・・」ヒカルも気
がついて謝ると、
「ううん、違うって。なんか白いのついてて・・・」と越野が僕を睨みまし
た。
僕は慌てて首を振りながらも、ヒカルのことで皆慌てて、走ってばーちゃんち
へ向かいました。
玄関の前でヒカルのお母さんが、ヒカルが帰ってくるのを待っていたようでし
た。
ヒカルは振り返ると、
「ヒロキ、ユキちゃん、ありがとう。また絶対にこっちへ来るから」
かけ出していきましたが、お母さんとなにやら話していると、こっちへ戻って
きました。
「きちんとお別れしなさいって」
そういってヒカルが僕を見ると、
「最後にアレしよ」
僕らはアパート裏の共同水道の前に行くと、いつものお別れの儀式をしまし
た。
越野はそれを見てて、「うちも・・・入れて」と行ってきました。
三人で円になると、越野はヒカルの股間に、ヒカルは僕のペニスに、僕は越野
の股間に手を入れました。
越野が若干腰をひいてましたが、僕はさっき入った精液が気になって、ついパ
ンツの奥のほうまで手を入れてしまいました。
今度は逆回りで触りあうと、越野が僕のペニスは仕返しとばかりに痛いぐらい
強く握ってきました。
「ユキちゃん、ちょっとごめんね。ヒロキとちょっとだけふたりきりにして」
とヒカルがいうと越野は黙って下がりました。
僕らは強く抱き合ってキスをすると、ヒカルはポーチからボールペンを出し
て、僕の手の甲に文字を書きました。
「また来るから・・・お腹にヒロキの赤ちゃんいたりして」と舌をペロっと出
すと、もう一度だけ儀式をしました。
ヒカルのパンツはさっき放った精液で湿っていました。
割れ目の中もヌルヌルでいつまでもこうしていたかったです。
僕はヒカルを壊れるほど強く抱きしめて、涙が出るのをこらえていました。
ヒカルも堰と切ったように、エッエッと嗚咽を漏らしていました。
ほんの5分ほどでしたが、僕らはきちんとお別れをして、最高の夏休みを締め
くくりました。
ヒカルは冬休み、翌年の夏休み、翌年の冬休みとばーちゃんのところへ遊びに
来ましたが、翌々年から受験に専念するためにこっちへ来なくなりました。
そして、中1の夏を最後に僕らはずっと会ってませんでしたが、年賀状のやり
とりだけは続けていました。
ヒカルとまた会うようになったのは大学生のときに、ばーちゃんが亡くなり、
そのお通夜がきっかけでした。
機会があれば、ヒカルとの今後を書いてみようと思います。
次は越野との夜を書きます。