エッチなコトの話ですが、マサコと付き合ってた頃は、一日1,2回だったの
で、ほとんど毎日でも、すごく楽しかったのですが、坂本とは、たまに会って
は、限界を超えてまでスルといった感じで、会うまでは楽しみなのに、会った
ら苦行になってしまい、このままで身体が持つのか小学生ながら心配になりま
す。
今日は、坂本のお父さんは仕事、お母さんは用事で、夜まで二人っきりの一日
ですが、午前中だけで、すでに6回もチンチンを爆発させてしまっていて、全
裸の坂本と一緒にいても、もう勃ちっぱなしにはなりませんでした。
お昼の支度をすると言う、坂本に誘われて、台所に一緒に行くと、彼女は僕に
テーブルのイスを一つ引いて席を勧めてくれました。
「旦那さまは、座って待っといてね。」
坂本は、かなりご機嫌で、水色のエプロンを掛けて、背の低い彼女用に用意さ
れている、高さ20センチほどの踏み台の上に乗って、鼻歌混じりで、カチャ
カチャと流し台に向かって、支度を始めました。
僕はイスに腰掛けたまま、テーブルにだらしなく突っ伏して、台所に立つ坂本
を見ていました。
「お昼は、カレーね・・・」
彼女は僕に背を向けたまま、話しかけます。
「これから作るん?」
「へへっ・・・夕べの、温めるだけ・・・」
笑いながら、そう言って、こちらに振り向きました。
「あれぇ?・・・トベくん、お疲れ?」
突っ伏している、僕を見て可愛く小首を傾げます。
「坂本さんに吸い尽くされてしもた・・・」
「もう・・・エッチなコト言わんといてよ・・・」
そう言いながら、テーブルの下をチラッと覗き見て、
「おチンチンも、こんな、なってるやん。」
手を顔の前でぶらぶらさせて見せます。
(どっちがエッチやねん!)
突っ込みを入れるパワーもありません。
坂本は、慣れた手付きでコンロに火をつけると、お鍋を時々覗き込みながら、
カレーを温め始めました。
部屋にカレーのいい香りが漂って、坂本のお腹が、ぐうぐう鳴るのが聞こえま
す。
「おなかすいた~!」
坂本は右手にお玉を持ったまま、天井を仰いで足踏みをしました。
台所の女の子っていいなぁ、と、お尻が丸見えのエプロン姿を鑑賞しながら、
僕は、ヒクヒクと復活の兆しを感じ始めていました。
「僕も、おなかすいたわ~。」
彼女は、お鍋を混ぜながら、笑っています。
「トベくん、かっちゃんのベッドで寝てただけやん・・・」
「酷いなあ・・・それはないやろう・・・」
僕は、自信なく反論しました。
確かに、午前中、僕が上になって活躍したのは一回だけで、後は彼女がはしゃ
ぐように僕の上でロデオを楽しんでました。
「トベくん・・・」
坂本は、だらけた格好の僕に、キラキラと笑いながら、小さくガッツポーズを
して見せました。
「お昼からは、ガンバレ!」
僕は、その天使のような笑顔を、つい可愛いと思ってしまいながらも、
(今日は、二桁確実やなぁ・・・)という、不安が胸をよぎりました。
坂本は、出来上がったカレーライスとスプーンを僕の前に置いて、冷蔵庫から
水差しを取り出し、コップになみなみと冷たい水を注いで、テーブルに並べま
した。
「どこがいい?」
「えっ?」
彼女の言ってる意味がよく分からなくて、聞き返しました。
「かっちゃんが座るの・・・正面?隣?・・・それとも、お膝の上?」
彼女は、悪戯っぽく僕の顔を覗き込みます。
「あぁ、じゃ、隣で・・・」
坂本は僕の右隣にカレーを並べると、イスに腰掛けました。
「お膝の上がご希望かと思ったのに・・・」
「それって、カレー食べられへんやん!」
「大丈夫!食べられるって!・・・試してみる?」
僕の返事は聞かず、坂本は僕の膝に跨がって来ました。
坂本は小柄なので、膝に乗せていても、確かに邪魔にはなりません。
「まあ、これやったら、いけるかなぁ・・・」
「そうやろ・・・ちょっと待っててな・・・」
坂本は、そう言って、股の間から手を突っ込んで、なにやらごそごそクチュク
チュしてたかと思うと、そのまま手を伸ばしてチンチンを摘まんで硬さを確か
め、お尻を突き出し、グイッとワレメに導きました。
「えっ!ちょっ・・・」
驚く間もなく、ニュルンと、僕のチンチンは、坂本の中に吸い込まれてしまい
ました。
「あうぅ・・・トベくん・・・やっぱり・・・カレー食べられへんわ・・・」
(そりゃそうやろ!)
僕は、このトンデモない女の子につくづく呆れて、彼女の腰を掴みました。
「ほら、隣に座って食べよ。」
「アカン!」
坂本は、テーブルに肘を突いて俯いたまま、腰を動かし始めました。
「ひょっとして・・・スルの?」
「・・・もう・・・キモチになっちゃったぁ・・・」
泣きそうな声で、訴えて、お尻を振ります。
「ええ子やから、ご飯の後にしよ。」
僕の提案は、直ちに却下されました。
「いやや・・・もう、途中で終わられへん!」
彼女は、必死にお尻を弾ませます。
「もう・・・知らんで・・・」
僕も、だんだん気持ち良くなってきて、途中で止まれなくなってきました。
「あはぁ・・・カレー食べたい・・・」
坂本はお尻を振りながらも、よく見ると手にスプーンを握ったままです。
「坂本さん・・・あっ・くっ・・・おなか・・すいたぁ~・・・」
僕は、エプロンの間から左手を差し込んで、オッパイを揉みつつ、右手は結合
部をくすぐります。
「はぁ、はぁ・・・トベくん・・は、はやく・・・カレー冷めちゃう・・・」
元日の公園のトイレを思い出すような、坂本のお尻です。
僕は、ちっこいくせにタフなお豆を指先で攻めたて、彼女を終わらせにかかり
ました。
「あぁぁ・・・トベくん、いっつも早いのに・・・なんで・・・」
「はぅっ!・・さっきかて・・うっ!・・・最後はぁっ・・15分ぐらい・・
してたやん・・・」
さすがに、今日の回数だと、異常に長持ちしてしまいます。
「あうぅ!・・・そんなぁ・・・カレーがぅっ・・・」
彼女は、猛烈な勢いでお尻を叩きつけます。
坂本の締め付けは最高なんですが、まだまだ終わりそうな気配を感じません。
「あぁん・・・カレーが・・食べたいのに・・・チンチン食べてる・・・」
「坂本・・さん・・・うっ!・・黙ってたほうが・・くくっぅ!・・か・可愛
いで・・・」
「ト・トベくんこそ・・・あふっ!・・どうでも・・いい時だけン・・長持ち
する・・あぁんやから・・・」
「こ・この際・・やから・・・はっ、はっきり言って・・・ええか・・・」
「あぁっ・・・許可!・・んん~ン・・・」
「ぼくら・・・アホやろ・・・」
「・・・う・うん・・・はっ・・たぶん・・・」
二人とも、もう声もまともに出せないほど息が上がっていました。
僕は口の中を舐めて、舌を湿らせると、両手を愛らしいお尻に添えました。
「トベ・・・イクロウ・・・ガンバリます!・・・」
「お~・・・ガ・・・ガンバレ~!・・・」
坂本の、息も絶え絶えの色っぽい声援を受けて、僕は掴んだお尻をガンガン、
チンチンに叩きつけ、お腹を突き破るほどの勢いで彼女を串刺しにしました。
「あぁぁ・・トベくん・・・もうすぐ・・もうすぐ・カレー食べられるぅっ!
・・くうっ!・・・」
「おおおぉぉぉぉぉっ!!・・・・・・」
センズリの手の代わりに坂本のオメコを使っているといった感じで、僕は腰を
突き出し、彼女のお尻を超高速で上下に動かしました。
坂本は、もう、自分では動けず、僕にされるがままです。
「トベ・・くっ・・・いっしょにぃっ!・・・」
「カ・カズヨッ!」
「あああぁぁっ・・・くうっ!!」
一瞬はやく、坂本の中がキュウッと収縮し、身体が震えるのを感じて、次の瞬
間、僕のチンチンは彼女の中で、長く苦しい戦いに、とどめの一撃を放ってい
ました。
もう、一滴も出ないと思っていたチンチンから、大量の噴出物が坂本の奥に注
ぎ込まれていくのを感じました。
坂本はテーブルに突っ伏したまま、僕はイスの背もたれに寄りかかって、天井
を仰いで、身体全体で息をしていました。
そのうち、カチャカチャという音がして、ふと前を見ると、坂本がこっそり僕
のカレーを食べていました。
もちろん、僕のチンチンはまだ彼女の中に入ったままなんです。
僕は、坂本の背中をペシペシ叩いて、叱りました。
「こらぁ! まだ、いただきます、してないやろ!」
坂本は、口一杯にカレーを頬張って、コップの水に手を伸ばしました。
「カエェー・・・おいひい・・・」
「もう・・・僕も食べよ!」
あきれつつも、坂本の中に入ったまま、僕も空腹にカレーの匂いが堪えられず、
スプーンを手に取って、彼女が突ついているカレー皿に攻め入りました。
「あぁぁ!美味い!」
「そうやろ・・・早よ食べよ!」
競い合うように、二人で二皿のカレーを食べ尽くして、坂本がスプーンを突き
上げました。
「おかわり!」
坂本が、おかわりの用意に、台所に立って、ようやくチンチンは解放されまし
た。
「トベくんも、食べるよね?」
彼女は、おかわりのカレーを二皿盛り付けて、今度はちゃんと右隣に座りまし
た。
僕は、ちょっと意地悪く、彼女の耳元で話します。
「チンチンのおかわりは、いかがですか?」
彼女は僕を振り向いて、にこやかに、微笑みました。
「食後のデザートにお願いしま~す!」
あまりの元気の良さに、ホントにデザートにされかねない身の危険を感じて、
坂本に伝えました。
「すみません、本日のデザート、売り切れです・・・」
「トベくん・・・」
坂本は、右手にスプーンを持ったまま、天使の微笑みで、小さくガッツポーズ
をしました。
「ガンバレ!」
僕たちは、今度はちゃんといただきますを言うと、二杯目のカレーを食べ始め
ました。
落ち着いて、味わって食べていると、隣で坂本がチラチラとこちらを見ていま
す。
「どうしたん?」
「ねえ、カレー美味しい?」
「うん、むっちゃ美味しいけど?」
彼女はそれを聞いて、はにかみながら、僕に腕を組んできました。
「そのカレーな・・・夕べ、かっちゃん作ってんで・・・」
それは、意外でした。
ワガママ甘えん坊の体育会系でスケベな彼女が、料理をするなんて、思っても
いませんでした。
(そういえば、台所に踏み台が置いてあるもんなぁ・・・普段からお手伝いと
か、してるんや・・・)
「坂本さん、料理上手なんや。」
「かっちゃん、今はカレーしか、よう作らんから、これが精一杯のご馳走!」
坂本は、組んだ腕にキュッと力を入れます。
「でも、もっとお料理とかお菓子とか、い~っぱい作れるようになって、トベ
くんに食べさせてあげるからね!」
甘い声で寄りかかる彼女がいじらしくて、僕は彼女の髪に頬擦りをしました。
「うん、一杯、ご馳走してな・・・」
「今年のお誕生日には、かっちゃんが、ケーキ作ってあげるから!」
(誕生日かぁ・)
去年の誕生日は、確か、マサコに手作りドーナツをご馳走になりました。
そのあと、調子に乗って、マサコの『全部』を奪おうと力を入れて、泣かして
しまったことも、ふと思い出しました。
坂本が隣にいながら、不謹慎にも、初めてマサコの中に『全部』入ったときの
コトも・・・
(マサコのん・・・柔かくて、温かかったよなあ・・・)
「トベくん!」
坂本の声にハッとしました。
僕は、ちょっとぼおっとしてたようです。
「もう、デザートの準備?」
「えっ?」
いつの間にか僕のチンチンは、すっかり上を向いていました。
「なに考えてたん?」
坂本はちょっと不満顔で、僕を見ています。
「いやぁ・・・へへへ・・・」
「へへへやないわ!」
坂本は怒ったように睨んで、スプーンでカレーを掬うと、僕のチンチンに塗り
つけました。
「あっ、熱っ!」
僕は、びっくりして、思わず腰を引きました。
「なにするんや?!」
泣きそうな声で、カレーを拭き取ろうと、テーブルのおしぼりに手を伸ばしま
した。
「かっちゃんが、いいって言うまで、カレーチンチンでいなさい!」
バッサリと、言い切られて、僕はビクッと手を止めました。
「なんか、トベくんがへらついてんの見てたら、急に腹立ってきたわ・・・お
誕生日のケーキで、チンチンおっきなるん?!」
「いや、なんも・・・坂本さんのケーキ、楽しみやなあって・・・」
坂本は、僕の言葉を遮るように、テーブルをバンッと叩いて、カミソリのよう
な細い目で、切り裂くように睨みつけ、吐き捨てました。
「・・・スケベ・・・」
(こわ~・・・女の勘ってやつかぁ?)
坂本は、ぶつぶつ文句を言いながら、カレーをガツガツ食べています。
僕は、チンチンが熱いのとカレーでヒリヒリ痛いのとで、食事どころではあり
ません。
じっとしている僕を見て、坂本が言いました。
「トベ・・・ちゃんと食えよ・・・」
「いや・・・なんか、もう・・・」
「どなたが作って下さったカレーですかぁ?」
そう凄まれて、渋々カレーを口に押し込みました。
でも、すぐにチンチンがヒリヒリと染みるように痛くなってきて、どうにも我
慢が出来なくなってしまいました。
痛いくせに、それが刺激になるのか、チンチンはかえってビンビンになってま
す。
「なあ・・・坂本さん・・・痛い!」
「えぇっ?」
「ヒリヒリする!痛い!痛い!」
「もう・・・めんどくさい子やねぇ・・・」
さも、鬱陶しそうにスプーンをカレー皿に投げ出すと、冷たい水を口に含んで
チンチンに吸い付きました。
とたんに、チンチンは冷たい水に包まれて、痛みがウソのように消えていきま
す。
坂本は、水がこぼれないように、唇をすぼめ、器用に舌を使ってチンチンのカ
レーを舐め取り、冷水と一緒にズルッと飲み込みました。
一旦、チンチンから口を離すと、もう一度冷水を口に含んで、またひんやりと
銜えてくれました。
チンチンが冷たくて、気持ちいい!
一瞬にして、地獄から天国に招かれたような坂本の技に、つい腰を突き出して
前後に揺らしてしまいます。
坂本は、冷たい水の中ではしゃぐようにヒクヒクするチンチンを舌先で、チロ
チロとくすぐり、水が温くなってくると、また冷たい水を口に含んでは、チン
チンを冷やすのを3回繰り返してくれました。
「はあ・・・」
チンチンの清々しさにほっとため息をつくと、坂本は俯いたまま、チンチンに
話しかけました。
「痛いの、よくなった?」
先ほどまでと違って、とても優しい声だったので、僕は安心して、彼女の頭を
撫でました。
彼女はそれを、僕が頭を押さえて、お口をおねだりしたのと勘違いして、
「うん・・・」と小さく頷いて、パクッとチンチンを口にいれました。
「あっ!坂本さん・・・」
もういいよ、と、止めようかと思いましたが、せっかく坂本の機嫌が直りそう
なので、そのまま続けさせました。
今の僕の状態なら、きっと、ピュッてする前に、坂本の顎のほうが疲れてしま
うでしょう。
坂本は、いつものように指でチンチンの根元を摘まんで、ゆっくりと頭を動か
し、いつもように舌と唇を駆使していきます。
そして・・・
僕もいつものように1分と持たずに、彼女の口の中に空砲を放っていました。
(あっ、あかん・・・持てへん・・・坂本さんの口は特別や・・・)
為す術もなく彼女のテクニックにはまった僕からは、ほとんど何も出なかった
のですが、チンチンのようすで僕が果てたのを感じた坂本は、柔らかくなって
くる、デザートをポロッと吐き出しました。
さすがに、この回数になると、身体の限界を感じるほど、心臓がバクバクいい
続けて、浅い呼吸で喘いでいました。
(ああ・・・もう・・・死ぬかも、知れへん・・・)
僕が目を閉じて、そんな思いを浮かべていると、微かに、すすり泣く声が聞こ
えました。
股間を見ると、坂本が、チンチンに向かったまま、鼻をすすっています。
「う、ううぅ・・ぅぅ・・・」
僕は、胸が苦しい中、何とか声を出しました。
「どうしたんや?・・・」
「カレー・・・トベくんに喜んで、もらおう思ったのに・・・」
彼女は、ズルズルと泣きながら鼻をすすります。
「トベくん・・独り占めできるて・・・思てたのに・・・」
泣き声が、だんだんと大きくなっていきます。
「今日・・・楽しみやったのに・・・」
僕は、彼女の肩に優しく手を置きました。
「坂本さん・・・」
肩の手の温もりを感じて、彼女は爆発するように大泣きし始めました。
「また、トベくんに酷いコトしたあぁ・・・」
僕のチンチンに、彼女の涙と鼻水と涎が、ポタポタと降り注ぎます。
「もう・・もう・・・トベくんに、嫌われるぅ・・・いややぁ・・・」
泣いてると言うより、絶叫に近い声を上げて僕の股間に突っ伏してしまいまし
た。
「いやや・・いやや・・・トベくん、かっちゃんのでないと、いやや・・・」
坂本の、圧倒されるほどの感情の起伏の激しさに、僕は、この前は、やっぱり
階段から突き落とされたんだろうなと、妙に納得してしまいました。
僕は彼女の背中を、小さい子供を落ち着かせるように、優しくトントンと叩い
てあげました。
「坂本さんだけやで・・・」
でも、僕が何か一言いうと、倍の泣き声で返ってくるので、彼女が少し落ち着
くまで、そのまま黙って背中をトントンしていました。
しばらくして、ようやく彼女は頭を上げましたが、まだ俯いたまま、しゃくり
あげていました。
「トベくん・・・ゴメンね・・・かっちゃん可愛くないね・・・」
「坂本さん・・・」
僕は、彼女をキュッと抱き寄せました。
「可愛いよ・・・カズヨ、好きや・・・」
耳元で囁く言葉に、坂本が小さく頷きます。
「うう・・・」
頭を撫でながら、まだ泣いている彼女の顔を見ると、涙と鼻水と涎でドロドロ
になっていました。
そっと、唇を合わせると、しょっぱい味がしました。
坂本は、鼻をすすりながら、ぎゅっと唇を押し当て、舌を絡めてきます。
僕も、彼女に応えて、口の中に舌を滑り込ませます。
僕たちは、二人の気持ちが解け合うまで、ずっと唇を合わせていました。
その後、気持ちの落ち着いた二人は、そっと唇を離して、見つめあいました。
「よかった・・・優しいトベくんで・・・」
「僕は、いっつも優しいんやで・・・」
「うん・・・」
坂本は、僕の首にしがみつくように強く抱きつき、切ない声を上げました。
「ああ~っ!・・・かっちゃんだけの・・・」
「そうや・・・坂本さんだけのんや・・・」
「ほんまに、ほかの子のこと、考えんとってなぁ・・・」
「考えへんって!・・・こないだも、言うたやろ?・・・」
「いっつも、いっつも言って欲しいの・・・」
彼女は、そう、不安な気持ちを打ち明けました。
「ほら、この間の小阪のことかて、荷物持ってもらっただけなんやから。」
「うう・・・」
さすがに、マサコの話はできませんので、小阪の話題を振りました。
たぶん、坂本は、あの藤田ん家のクリスマス会で、小阪からいろいろ聞かされ
たんだと思います。
それで、ずっとヤキモチを焼いているんでしょう。
「小阪とは、なんともないんやから・・・小阪も僕が坂本さんのこと好きなん
知ってんやし・・・二人、幼馴染なんやろ?」
「えっ?・・あぁ・・・うん、そう・・・」
前に『良妻賢母』の話を聞いたとき、坂本の親が、二人は幼稚園のときからの
仲良しだったと言ってました。
「でも、わたし、すごいヤキモチ焼きだから、小阪さんと二人で会ったりしな
いで!」
(わたし?)
坂本の口調がいままでと全く違って、すこし驚きましたが、よほど小阪の存在
が気になったんだと思い、笑って返事をしました。
「坂本さんの許可なく、ほかの女の子と二人で、お話はしません。」
「はんまやで?!」
冗談めかして言った僕に、真剣に返事する彼女は、きっと『良妻賢母』だけは
恋のライバルにしたくないのでしょう。
僕は、もう一度強く坂本を抱きしめました。
「ほんまや・・・坂本さんも、ほかの男と浮気したらアカンで・・・」
さりげなく、僕も釘を刺しました。
「かっちゃんみたいな小学生の裸見ておチンチン大きくすんの、トベくんくら
いやわ!」
僕の言葉に笑った、彼女の答えが、僕の記憶の引き出しをガサガサとかき回し
ましたが、直ぐに坂本が、僕の唇に吸い付いてきて、それが何だったのか、そ
のときは思い出せませんでした。
二人は、また、長い長いキスを交わしましたが、もうデザートも食べた後なの
で、それ以上のご馳走は頂きませんでした。