僕が育ったのは片田舎の地方都市で、ド田舎よりは「マチ」という意識があった。
今思えばそれ自体が十分田舎なのだが。
近所には友達もそれなりにいて、男も女も関係なかった。
中でも特に仲が良かったMは女だったが、小さな頃から身体を見ていたから
僕の中では単にちんことキンタマがついてないやつでしかなかった。
室内で裸になったり、シャワーを浴びたりもした。
ちんこがないことをからかってわれめをつつくと仕返しにちんこを握り返された。
高学年になると保健の授業も始まったが、Mに対する印象は変わらなかった。
Mは少年のようで、いずれ大人の女性になるとは考えられなかった。
だが中学の制服姿を見てやっと、最も身近な異性であることに気づいた。
Mのことを思いながら勃起したちんこを触っているうちに僕は初めて射精した。
その後、休日に二人きりのとき、Mでオナニーしたことを思い出して勃起してしまった。
男の愚かしさをからかわれたので、ちんこついてないやつにはわからないだろ、と
以前のように照れ隠しのつもりで僕はMのスカートをめくり、パンツをずり下げた。
僕にはまだなかった陰毛が少しだけ生えていた。
僕はキンタマを蹴飛ばされ、悶絶した。
Mとはそれきりだ。