離婚して12年、父の日に息子が元嫁と一緒にウチに来た。今は14になる息子だ
が、12年の歳月を経て実際に見た息子は確かに私のDNAを受け継いでいた。し
かし12年間、息子の事は毎日のように思い出し忘れる事はなかった。しかし、実
際の再開に感動、それに近い感情等は全く無かった。いきなり?お父さんと呼ばれ
正直戸惑ってしまった。いや、すごい違和感がある。一方的に子供を連れて出て行
った元嫁がお父さんやで!って紹介?されるように…。 離婚後は遊ぶ事も無く真
面目に生きてきたつもり、ようやく一人暮らしの生活基盤が出来てしまっている。
仕事や生活リズム、お金の使い道など固持している。そこへ… 自営業をしてい
るが生業がヒマな時は夜な夜なアルバイトに出かける。それも自分の生活の為。そ
こへ息子がアポもなくウチにきてたわいもない話をして帰る。その為に夜のバイト
が×になる事度々… 収入が確実に減る。支払いは何もしなくてもある。やっと消
えた借金がまた始まる。 息子の出現で本来なら心から喜ばなきゃならないハズな
んだろうけど現実は生活が苦しくなるばかり… 心にゆとりがなくなってきた。ど
うせなら会いに来てほしくなかった。コレが正直な気持ち。しかし会いに来てくれ
た事はそれはそれでうれしいのも正直な気持ち。裕福で時間に余裕のある生活をし
ていたら今のこの感情は本当に心底喜んでいたに違いない。と、思う。
ドラマなんかにあるような感動のご対面って気持ちはコレっぽっちもない。
最低な親だと自覚しているがやはり息子の事は心の中にしまいこんで居たかった。
何よりも元嫁が一緒ってのが尚の事訳がわからない。
元嫁とはヨリなど戻す気はサラサラないが時折一緒にやってきては息子が一緒に暮
らしたいと言う。もっともな話だ。しかし今では自分一人やっていくのに必死な状
態