いつでも赤点。音楽だけはいつでも赤点…何をどうしてもヤル気は起きない。でも授業は大好きだ。なぜなら憧れの長谷川先生の授業だから。細かい事はいっさい知らないけど栗色の髪をした長谷川先生が大好きだ。だからわざと居残りをさせられるようにする事もある。大抵スカートを履いている長谷川先生…スカートから伸びる二本の脚は僕の脳みそをいつもグラグラ揺さぶる。ピアノを弾くその長い指に触れたい…きっと僕は変態扱いされるだろうけどかまわない。今学期最後のテスト…またやっちゃうんだろうな…きっと先生はそんな僕の事なんか…。
テストの一週間前、放課後、長谷川先生に呼び出された。やっぱり説教だった。椅子に座りながら僕を目の前に立たせてわけのわからない事を一生懸命言う先生は嫌いだが、説教が聞こえない僕にとって先生は大好きな存在だ。脚を組み替える度に僕はドキドキしてしまう。少し怒った顔で何か言っている…そんな表情も素敵に見えてしまう長谷川中毒な僕。「先生エッチの仕方教えてください」頭の中だけで考えていた言葉がついポロリと出てしまった。先生はとても困った顔をした…僕も困った。それから一時間近く僕に対する尋問が続いた。
くどいなぁと思っていた僕は「じゃあテストで95点以上採れたら僕とエッチしてください。採れなかったら先生の奴隷になります」どちらにしても僕にとっては都合のいい事。先生は自信ありげに賭けにのってくれた。僕はその日からテストの日まで未だかつて無いくらい努力をした。自分で自分の事を褒めてあげたいってこの事だ!!と思った。テストの結果なんと99点…凄すぎ。長谷川先生も唖然としてた。これで僕も長谷川先生を想像しながらするオナニー生活ともおさらばなわけ…ほんとにできるようになってしまったから。