淫らな関係

それから私達の夫婦生活は今まで以上に濃くなっていた。O氏と典子の犯したタブーは触れないようにしていた。というよりアレがきっかけで私達の仲も深まったと言っても過言ではないだろう。そんな頃だった、私の仕事が忙しくなり毎日深夜の帰宅…当然休日も一日睡眠と持ち帰り残業で終わる。一ヶ月近くそんな繰り返しなのでセックスの悦びに目覚めた典子は欲求不満になる…。買い物に行くだけでも化粧をバッチリ決めてヒールの高いサンダルと露出度の高い服を選んで出掛ける。欲求不満が全身から滲みでている。しかし帰りが遅くなったりする事はなかっ
た。 そんなある日のO氏からのメールだった。『奥様からの申し出で拓也には
内密にという事でしたが…やはりこういった事ですから耳に入れておいた方が…奥様から直
接私に思いっきりセックスをしたいと打診がありました。私には勿論異存はありません、拓
也さんの拒否があれば断るつもりですが？」私は正直とまどいもあったが変な所にハマるよ
り相手が知れていた方がいいと思ったので了解の返事を出したが条件を付けた。場所、日時
を教える事。その時の様子をなんらかの形で記録しておく事。典子がどんなセックスをする
のか興味があった…。
O氏から即答で了解が入り、場所や日時も伝えられた。場所は伊豆方面のコテージ。一泊二
日の予定だ。　日が近づき典子は私に友達と伊豆の方に旅行に行くと言ってきた。少し疑い
をかけるも典子の表情を見て気持ちよく快諾した。 当日、私は典子達の泊ま
っているコテージの外まで行ってみた。一台の1BOXが停まっている。恐らくこれで来たのだ
ろう。管理人室から相当山を登り離れた所にポツリポツリと何棟か建っている。ここなら監
視もされず、声も聞こえない。よく探したものだと感心してしまった。宿泊しているコテー
ジに近付く…我ながら
何をしているんだ？と呆れながらも一歩近付く毎に胸がドクドクと高鳴ってくる。幸い廻り
では虫やらカエルやらがけたたましくしている。真っ暗闇の中、歩を進めコテージの脇に着
く。息を潜めながら二つある内片方のバルコニーから中を伺うが誰も見当たらない。リビン
グのようだがよく見ると典子の着ていったスーツが脱ぎ捨てられている。そして何着かの服
？明らかに複数人数のもの…。困惑している時だった、全裸の男が部屋に来てタバコを一服
し始めた。明らかに見た事のない男。気づかれないよう隣のバルコニー下へ移動する。異常
に興奮してきた。
ソッと中を覗く…ベッドルーム。ガラスが二枚入っているのと廻りの音で中の声は聞こえな
かった…典子がいる。ハッキリと見えないが明らかに典子の身体だ。知らない男に後ろから
突かれ、前に座るまたまた知らない男の股に顔を埋める。頭のテッペンから足の爪先まで衝
撃が走る。知らない男に輪姦されている。ちゃんとカメラが設置されている。O氏もカメラ
を手にしている…。 私はその場を立ち去り帰り際に車の中からコテージを見つめ典子
はどうなってしまうのか…今もあの部屋で男と肌を重ねていると思うと激しい嫉妬心と欲望
にかられた。
翌日の夜、典子は帰ってきた。何食わぬ顔で私にキスをした。私は有無を言わせず典子を抱
きしめ寝室へ連れていき何時間も抱いた。 後日、O氏から連絡が入りDVDに編集が終
わったから妻に持たせると言った。仕事帰りに恵子さんと待ち合わせをし、ホテルで受け取
った。「奥さんスゴいのね…チラっと見たわ」と妖しい微笑をした。 深夜帰宅し
、寝ている典子を横目に書斎にこもりDVDを早速再生する。O氏宅の前で典子が映っている。
脚から舐めるように顔へと上がる。「やめてよ～」と恥ずかしそうにする。気合いの入った
格好をしている。
一人一人メンバーの紹介をしていく。男はO氏を含め6人もいる。オタク系からガテン系まで
歳は20後半から40前半まで。画面は切り替わり車内に変わった。三列シートの二列目にO氏
とキーパーと呼ばれる男の間に典子が座る。後ろの席にヤマチャンとカラクリと呼ばれる男
が座り運転しているのはキャップ助手席にコオロギとみんなニックネームで呼びあっている
。O氏と恥ずかしそうに会話をする典子勿論猥談である。何かAVを見ているようだが女優役
が妻とは…O氏が上着の上から胸を揉むと照れながらくねる。逆側からキーパーも控えめに
揉む。「いやぁ」と言い
ながらも何かを期待する表情に変わってくる。O氏との会話の中で私との生活を語る。最近
私の仕事のせいで欲求不満だと言う。O氏に手を捕まれ、キーパーの股間に手を乗せられ照
れながら指を動かしている。キーパーがズボンの中に手を誘導する「やだぁ起ってる」と言
いながらもズボンの中で手を動かすO氏は自らのズボンの中にも誘導する。『奥さん、両手
にオチンチン握ってるね』「やだぁ…二本とも大きくなってる」カーテンを閉めてあると言
え車の中でキーパーがズボンとブリーフを下ろす。少し腹がでている。『しゃぶってあげま
しょうよ』の言葉に