女の子は多少なりともレズに興味があるものです。祥子もそうでした。彼女と会ったあの日、私は恋におちました。ういういしい笑顔、白い肌、シャンプーの香り…全てが私を少女の様にはじらわせました。はじめはこんなたわいもない話からでした。「祥子ちゃんは彼氏いるの?」「彼とは別れちゃいました。なんかお互い冷めちゃって、Hの相性もあんまりよくなかったんです」「でも寂しいでしょ?私でよければ慰めてあげたいなぁ…。」「え…?」「こわくないから…。」こうして私は静かな昼のオフィスで祥子と唇を重ね、それが私たちのはじめてのキスでした。