小学生最後の夏休み。
田舎で丸々一月過ごした。
たまに何日か従姉妹が来ても、だいたい二三日で帰るから基本的にはぼっちの夏休みで、いかに退屈をまぎらわすかが最重要課題になっていた。
そんな中で一番通ったのがスポーツセンターのプール。
近所にもプールはあったけど、学校のプールだから顔見知りがいない私にはちとキツかった。
スポーツセンターのプールに行くと言うとお昼代を貰えたから一日中いた。
他にも色んなスポーツができて、それらを見たりしてそれなりに暇潰しにはなった。
それと、物置に縛って放置されていた大人のちょっとエッチな小説を読む場所にも困らなかった。
それを読んでほのかに股がウズいても擦りつけるスペースはあったし、水着を着てするから下着を汚さないですんだ。
その日は泳がなくても、帰る前にシャワーで濡らして着替えて帰ればいい訳で、色んな利点があったからついそこに行ってしまう。
その日はたまたまプールでだらけていた。
そしたら、大人の男の人がひとりで来た。
大人の年はよくわからなかったけど、仕事はしてたから(後にわかる)社会人ですね。
その人と仲良くなった。
といっても顔を合わせるうち徐々にですけど。
短いショートパンツを履いただけの体は健康的に日焼けしていて、なんだか凄く精悍に見えたし、ちゃんとした施設で、本人も優しい雰囲気だったから変な警戒心はなかった。
むしろ、私をチラチラ意識してるのがわかって、おもいっきりかまわれたいオーラ出てたと思う。
こっちは当然普通のワンピースの水着なんだけど、四年生の時に少し大きめのサイズを買ったから、ジャストフィットサイズを越えてた。
その分食い込みがよくて、わざと新しいのをねだっていなかったのだが(股を擦る時にいい)、それが傍目にも好きな人には魅力的に映ったらしい。
二回目に会った時にはかなり熱烈に口説かれた。
そういう誘いにのる子供だと思われたらしいが、それもこの水着のおかげだ。
お尻なんか歩く度に露出度高くなってくし。
一目で私を気に入ったらしく、約束を取りつけなかったのを後悔したそうだ。
だから、二度目はいきなり切実だったのね。
こちらとしても内心はかなりそれを期待してた。
友達が大学生の家庭教師とできてるとか噂で聞いて、内心は羨ましく思えるくらいにはマセてたから。
でも、自分から行動を起こせるタイプでもないから、本当にこの出会いはあの当時の自分には理想的だった。
大人だから、遊ぶお金にも困らないし、行動範囲も広くなるし、1日があっという間に過ぎるようになった。
ちょうど彼も夏休みを取り、毎日逢いたがってくれたし、私もこっちから主張はしないけど、望まれるままに任せた。
普通につき合う恋人同士みたいにしてくれたし、二回目のデートの時は処女もあげた。
初めて見た日からずっと欲しかったとかちゃんと気持ちも言ってくれたし、体目当てだけじゃないのもわかったし、たまの中出しも許した。
夏休みが終わってからも車で会いに来てくれたから、それから何年も関係は続いた。(同県)