春休みに入ってから、娘が痴漢に会うようになりました。
と言っても、娘から申告・相談があったわけではありません。隣で見ていたからです…。
娘が塾の日は、毎回同じ電車で帰宅します。仕事が終わる時間と、塾が終わる時間がほぼ同じですので。何より、夜道をS⑤の娘一人で歩かせる訳にはいきません。
その日も駅で娘と落ち合い、夜8時前くらいに電車に乗り込みました。いつもながら満員です。自宅最寄り駅まで約25分、しんどい状況です。
その時、何となく娘の様子が気になりました。うつ向いてハァハァ…と呼吸していたんです。てっきり満員電車のせいで気分が悪くなったかと思ったんですが、訊ねても「大丈夫だよ…」と。
それでもその様な状態が続くのでおかしいな…と思ったら、娘が下半身を震わせていることに気付いたんです。あまりに様子がおかしいので途中下車しようとした時、娘のスカートの中に手が入っているのをはっきりと現認してしまったんです。
すぐさま痴漢だと分かりました。嘆き、憎しみ、憤り…愛する一人娘が痴漢に遇っていたとするなら、こんな感情が湧くでしょう。もちろん私もでした。何より父子家庭なので、娘の可愛さはひとしおです。
それなのに…怒りの感情が一瞬過った後、比べ物にならないほどの興奮が私を襲ったんです…。
すぐ隣で愛娘が、しかもまだS⑤の娘が…痴漢に遇っている…。そう考えるとカーっと頭に血が上り、熱くなりました。
一体どんな痴漢なんだ?…娘の背後に伸びる腕を辿ると、男ははっきりと確認とれました。
作業着を着た年齢50歳くらいでしょうか、スキンヘッドに近い坊主頭で、日に焼けて色黒なかなり大柄で厳つい男でした。
こんな獣みたいな男に娘が…このギャップに更に興奮してしまったのです。親の贔屓目抜きにしても、娘は美少女だと思います。
それに…S⑤にしてはかなり胸の発育が良く、そのせいで痴漢に目をつけられたんだと思います。
すぐ隣で娘の様子をうかがっていましたが、「ハァッ…ハァ…ハァッ…」と息を荒げているのが分かります。
わざと「大丈夫か?」と聞くと、顔を赤らめ、上気させ、潤ませた瞳で「うん、何でもないよ…」と答えるんです。
卑劣な男に嬲られているのに、何とも健気な娘…。私は助けるどころか、玩ばれる娘の様子を感じ、興奮の大波に襲われていました。
そうこうするうちに最寄り駅に着き、下車しましたが、娘の様子も普段通りでありながらもどこか浮わついた感じでした。きっと初めての痴漢体験に混乱していたからでしょう。
ですが私はその夜、娘と…痴漢の顔を思いだし、なんども自慰に耽りました。まるで10代の少年の様に、果てても果てても解消されずに…。
娘の塾は週に4回、平日の夜は必ず一緒に帰宅します。その日も、一昨日の事を思い出しながら、同じ車両に乗ることにしました。もちろん目当ては、あの男です。
やはり居ました。もちろん私は気付いていないふりをしていましたが、娘の背後をピッタリとマークしています。もう私はこの時点で爆発しそうなほど、興奮に飲み込まれていました。
ほどなくすると、また娘の「ハァ…ハァ…ハァ…」という荒い息づかいが聞こえました。きっと男の武骨な指が、娘の敏感な部分を弄っているに違いない、下着の上からなのか、それとも直接?!…娘の身に降りかかっている悲劇そっちのけで、窓ガラスに映る男の姿を目に焼き付けながら、非道な興奮を愉しむ父親失格な私…。
この日も延々25分の間、獣に嬲られた娘。次の時も、その次の時も…それ以来かならず同じ時間、同じ車両に乗る様になっていました。もちろんあの男が目的で…。
そして初めて痴漢に遇って1週間ほど経った時でしょうか、私はある事に気が付いたんです。娘のスカートがどんどん短くなっていっている事に…。
【続く】