エッチな悪戯体験告白

５年生になると、性教育があった。
ぼくはあいもっちのおしっこのでるところのすぐ近くから、赤ちゃんがでて
くるなんて考えると、改めて不思議やなあと思う。
それから男の友達にムトウというヤツがおり、こいつがなかなかエロいこと
に詳しい。
ちんちんが大きくなることを「ぼっき」というとか、「せっくす」のしかた
とか、よう知っとる。
そんなムトウやけど、いろいろ知っとるくせに女子のワレメ、いっぺんも見
たことないんやと。
ちょっと勝った気分や。
ムトウがいうには、女子はおしっこした後にティッシュでふくらしい。
でも、あいもっちはいっつもそのままふかんとパンツはく。どっちがほんま
やねん。
さらにムトウは女子には「クリなんとか」という、女子のちんちんがあっ
て、それはせっくすのときに大事なもんらしい。
「クリなんとか」は正しい名前とは違う。正確にはなんというのかムトウも
知らんらしい。
しかし、あいもっちにちんちんなんてあったかいな？　おしっこするときに
は確かにあらへんかったぞ？
ムトウのいうことも、あんまりアテにならんからな。
いろいろ確かめたいことが、いっぱいや。
でも、こういうことを考えるとなんかムズムズしてくる。
「あー、あいもっちのパンツの中、見たいなあ」って、考え出すとたまらん
ようになる。
でも、最近、あいもっちはおしっこしたくはなるけど、なかなかぼくの前で
しよらへん。
やっぱり、ちょっと恥ずかしくなったんかな。なんか残念なきもち・・・

そんなこんなで夏休みになった。夏休みになると、いっしょに帰ることもな
いし、いっしょに遊ぶこともないから、めったにあいもっちに会うことはな
い。
ほんでも近所に住んでいるわけだから、顔はあう。
ある日、なんとなくブーラブラ歩いていると、向こうからあいもっちもブー
ラブラ歩いてくるので「おっす」と挨拶をした。すると、
「なあ、いわおだに、行かへん？」
と、あいもっちに誘われた。
いわおだにというのは、僕らの家の裏山のまだ向こう。どうも自由研究でい
ろんな草花の押し花をやっていて、ヒマやったら植物採集を手伝えというこ
とらしい。ぼくも何もすることがなく家でボケーとしていたので、付き合う
ことにした。
その日のあいもっちはワンピースというやつを着ていて、いつもの学校に来
ていく体操服とちがう。なんか、かわいいなあ、と、思った。
歩いていると、空が急に暗くなってゴロゴロ雷も鳴ってくる。やがて洗面器
の水をそのままひっくり返したような、どえらい夕立になった。
「わー！」
「きゃーっ！」
二人とも絶叫した。
いわおだにの公園のトイレが屋根のある唯一の避難場所やったけど、そこに
着いたとき二人はヌレネズミもええとこや。
トイレの中でぼくはＴシャツを脱いで絞ってみた。
じょぼじょぼ・・・というくらい水がしたたる。ちなみにぼくとあいもっち
は男と女やから、どっちのトイレの中に入るのもヘン。ということで、障害
者用のトイレの中に避難したわけ。ちょっとかしこい。
あいもっちも泳いで来たんか、というくらい濡れていたので、
「あいもっちのも、しぼったるわ」
ぼくはそういうて何気なくあいもっちの服を上にひっぱって脱がそうとし
た。
「いやーん、ちょっとまってえ・・・」
あいもっちは小さい声で抵抗したが、なんで抵抗したかすぐにわかった。
ワンピースって脱がしたら、パンツいっちょうになってしまうんやな。知ら
んかった。
で、結局、あいもっちはパンイチさん。白いパンツも濡れていた。
なんかドキドキするな・・・
ぼくだけズボンはいてるのが、ひきょうな気がする。だからズボンも脱い
だ。
ついでにパンツも脱いだった。なんでそうしたかわからへんけど。ふるち
ん。
「いやや、ちょっと、はだかやん！？」
あいもっちは、びっくりしていた。
「あいもっちのパンツもしぼったるわ」
なんでかわからんけど、ぼくはぶっきらぼうにいって、あいもっちのパンツ
をひっぱった。
「えー・・・ちょっとまってよー」
あいもっちはまた抵抗したけど、風邪引いたらどうすんねん、というと
「じぶんでするから、ひっぱらんといて」
納得いかんという顔でしぶしぶ、パンツを脱ぎはじめた。

つづく