仕事を終えて最寄り駅を降り立って改札口を出たら、茶髪少女が手を上げ「久しぶり…来ちゃった!」って馴れ馴れしく声かけされた。一瞬たぢろいながら身をくすめ「誰や?」って口にした。少し間をおいて
茶髪少女が身振り手振りゼスチャされて思い出した。昨年大晦日に出会ってアパートに寝泊まりさせた女子高生だった。正月三が日だけアパートにいた。両親と喧嘩し飛び出したのはいいが、行く宛もなく駅前で塞ぎ込んでた時に、仕事を終えて帰宅してる私と合った。大学共通試験が終わり希望する大学へ一歩段階を上がるメドが着いたこともあって、逢いに来たとの事だったらしい。今後、大学の二次試験があるとのこと。お嬢様っぽいイメージは変わらずじまい。今回は、両親に許しを得て外出したと言われてたけど…